きれいな週タイトルですね(´▽`*)ラブラブ

 

 

あらすじ

 

朱(浩歌)は三国(安井順平)を殺していないと日本語で主張する周明(松下洸平)に驚くまひろ(吉高由里子)と為時(岸谷五朗)。周明が連れてきた下人が、光雅(玉置孝匡)に朱が殺したと言えと脅されていたと証言する。ほどなくして解放された朱は、為時だけに越前に来た本当の狙いを語り出す。一方で周明も、まひろに自分の過去を語り出す。ある日、宣孝(佐々木蔵之介)がまひろと為時に会いに越前にやってきて…

 

感想

 

朱さまの殺人容疑は濡れ衣でした。

でも、越前国府の光雅殿たちも、私利私欲にまみれた腐敗役人というわけではなかったようです。

彼らは彼らなりに、日本のこと、越前のことを考えていたんですね。

 

朱さまと宋人たちが胡散臭いのは確かだし…。

 

最初はどうなることかとハラハラした為時パパですが、その誠実さと生真面目さが、宋人たちからも国府の役人たちからも、一定の信頼を得る結果になったみたいで、ホッ(´▽`*)

 

まひろはすっかり周明と仲良しにドキドキ

 

教えて貰った宋語をどんどん覚えていく賢いまひろ。

 

あっちでもこっちでもモテモテのまひろですが、主人公補正乙! みたいにならないのは吉高さんのまひろが本当に可愛いから(´▽`*)

 

ルックスはもちろんのこと、好奇心旺盛で人懐こくて一生懸命で、しっかりしているようで危なっかしいし、つい手を差し伸べたくなる殿方の心理も分かります。

側で見ている乙丸はハラハラしっぱなしでしょうけどアセアセ

 

 

周明の正体は対馬出身の日本人。

口減らしで親に捨てられたところを宋の船に助けられ、以後、宋人たちのなかで暮らしてきた、ということらしい。

 

捨てられた当時で12歳とのことだったので、日本語が話せるのも頷ける。

でも、その年齢の子が聞き覚えだけで宋語をマスターするのって相当大変だったはずで、そのうえ医学の心得まで。

周明もまひろと一緒で地頭いいんだね。

 

もう、ほとんど付き合ってる状態の二人ドキドキ

 

もう脳内『君に夢中』が流れっぱなしよ。

大ちゃん!!!

これは『最愛』ファンサービスなのか。

 

 

為時パッパはまひろさえその気ならOKみたいな感じだったけど、めっちゃ寛容だな( ̄▽ ̄;)

でも、パパは相手は誰でも、とにかくまひろに幸せになって欲しいんだろうな。

 

風邪の治療は、鍼を指の間に刺すと言われて、

 

「そんなとこ、痛そう」

っていうまひろのの言い方がギャンかわ!!(≧∇≦)ラブラブ

 

他の男に手をとられながらそんな可愛い顔して、道長が見たら憤死だわ(^^;

 

そんな二人のラブラインを阻止する為に都からやって来たのは、道長ではなくこの御方でした。

 

 

周明と楽しそうに笑うまひろを見る目がもう、ね。

道長といる時を見てた頃の目とは全然違う。

 

道長との時は保護者目線でしたが、今回の周明を見る目は完全に自分の女に近づく恋敵を見る目でしたねラブ

 

道長との濃いラブストーリーと同時進行で、上手にまひろが宣孝にとって「知り合いの賢い生意気な娘」から「一緒にいて楽しい、心安らぐ女性」に変わっていく過程が丁寧に描かれていたと思います。

 

少なくとも「何、いきなり!?」とはならなかった。

 

やはりこれまで欲しいものは着々と手に入れてきた感のあるオトナの宣孝さまは、

ここぞという時にグズグズしませんね。

 

周明が不穏な空気を出している最中、それを吹っ飛ばすような宣孝さまの電光石火のプロポーズでした。

 

さあ、それを知った周明の反応は…?

 

 

そして出産を間近に控えた定子さまは、清少納言とふたり、束の間の穏やかな時間を過ごしていました。

2人が懐かしんでいた中関白家の華やかでキラキラした日々は、ききょうの筆を通して現代の私たちにも伝わっていると思うと胸熱です笑い泣き

 

月満ちて定子さまは無事、姫宮をご出産されました。

一条天皇の第一皇女、脩子内親王ですね。

 

 

母子ともにお健やかにお過ごしなのを知った一条天皇は、もう会いたい…。

定子に会いたくて会いたくて会いたくて。

 

入内している他の女御たちのことも目に入らない。

 

実際は今回ご登場の元子さまは、それなりにご寵愛を得られているんですけど、なにしろ現時点では、あの宮中での別れから定子とは一度も会っていないわけですからね。

 

特に帝は、自分が伊周たちにした仕打を定子が恨んでいるだろうと思っているわけで…。

 

会いたい。

会って顔を見て話したい。

産まれたばかりの姫宮を抱きたい。

 

と思うのは無理もないこと。

 

 

こんな頃からずっとご一緒だったお二人ですからね。

帝と后というだけでは割り切れない、半ば姉弟のような、家族のような、そんな感情があってもおかしくないです。

 

この期に及んでまだ定子に執着する帝の気持ちがさっぱり分からん、と仰る詮子さま。

 

ああ、この御方はやっぱり『源氏物語』の弘徽殿の大后だわ。

 

桐壺の更衣を憎んだのは、男女の嫉妬の感情ではなく、『後見する実家もない、身分の低い更衣が自分よりも尊重される』というのが理屈に合わないから。

 

非常に男性的な、理屈で物事をお考えになるタイプでいらっしゃる。

さすが、兼家パッパの血を一番色濃く引いているとご自分で仰っていただけあります。

 

そんな詮子さまから見たら「すでに出家して、頼りになる実家もない定子を寵愛して、その先に何があるっていうの?」っていうのは至極当然なこと。

 

仰る通り何もないんです。

 

たとえ何人皇子が生まれようと、しっかりした実家の後見のない御子では先がない。

中宮も御子も決して幸せにはならない。

 

でも…でも。

 

 

理屈じゃないんですよね。

人を恋しく思う気持ちっていうのは。

 

俺には分かる、的な顔をしていた道長くんですが…。

 

この先、まひろと宣孝さまのことを知った時は、一条天皇の今のお気持ちを痛いほどに思い知ることになるのではないでしょうか( ̄▽ ̄;)

 

そして、ようやくご登場の居貞親王さまと娍子さま。

 

居貞さまはなかなか一筋縄ではいかなそうな御方でしたね(*´艸`*)

なにせ、あの兼家パッパがお膝に抱いて慈しみ育てたお孫さんですからね。

 

お顔だちも、父帝や母君よりも、むしろ祖父の兼家によく似ていたとか。

 

今後の定子さま周辺と、三条帝に対する道長くんの態度はなかなかに酷いのですが、どのあたりで闇落ちしていくのでしょうか。

 

やっぱり、まひろの結婚が契機か…(-_-;)