あらすじ

 

敦賀の松原客館に立ち寄ったまひろ(吉高由里子)と為時(岸谷五朗)は、宋人の朱(浩歌)、通事の三国(安井順平)らに迎えられる。浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む周明(松下洸平)と出会う。その夜、国守を歓迎する宴が行われ、まひろは皆と楽しいひと時を過ごす。翌日、越前国府に到着し、大野(徳井優)、源光雅(玉置孝匡)に出迎えられるが、為時は早々に激務で体調を崩してしまう。医師として現れたのは…

 

感想

 

為時パッパを迎えた越前メンバーズが、宋人、越前国府の人々どちらも胡散臭さ全開で不安しかない( ̄▽ ̄;)

 

宣孝さまならこういう時、上手にさくっと対応するんだろうけど、為時パパは清廉潔白と真面目が装束来て歩いてるような人だからね~。

 

宋人たちの思惑はまだ分からないけれど、国府の役人たちは、

「あんたの取り分はやるから、ゴチャゴチャ口出さずに黙ってろ」

ってことだよねえー?

 

そして越前で出会った、謎の男パート2の周明。

 

 

 

ちなみにパート1はもちろんこの人。

 

 

紫式部って内向的なイメージがあったけど、まひろって結構人懐こいよね。

直秀の時も周明の時も、あんまり物怖じしないで自分からどんどん話しかけていく感じ。

そう言えば三郎と最初に会った時も、見るからにいいとこの子っぽい三郎相手に怯むどころか「自分は帝の姫だ」とか言ってたなぁ( ̄▽ ̄;)

 

主上の前でも堂々と自分の考えを言ってたし。

 

そんなまひろが紫式部日記に書かれてるような「朋輩の前では一という漢字も知らないふりをする」ような女子に今後なってしまうのでしょうか。

 

 

お似合いな二人。

『最愛』カップルですねドキドキ

 

まひろはやっぱり道長と恋愛モードでいる時より、自分の学問の知識や教養を生かして働いてる時の方がイキイキしてて可愛いなぁ~。

その意味ではききょうと一緒で、家庭に入るよりも女房向きなのかも。

 

お似合いだけど、ここで周明とも恋愛してたらほんとに宣孝さまと結婚する時間なくなっちゃうよあせる

 

周明が医師っていうことは、まひろの紹介で都の知り合いとかを診察したりする展開があるのかな。宣孝さまとか道長とか。

道長の後半生って結構ずっと体調不良に悩まされる感じですよね。

 

本作みたいに本当は気持ちの優しい人だったとしたら、あえて非情に振る舞い続けることへのストレスとかもあったのかも。

 

定子さまが思ったよりがっつり尼姿になっていてびっくり( ゚Д゚)

 

 

衝動的に髪を切ったことが知れ渡ったことで、「中宮が出家した」という噂が一人歩きしただけで、実際のところはちゃんと僧の導きのもと受戒を受けたわけでもないし、普通に俗人としてお過ごしなのかと思っていました。

 

あえて道長にお腹の御子のことを相談するという形で告げる定子。

 

それを聞いた道長の表情。

 

史実とは違ってこの時点での道長は彰子の入内をまったく考えていない、という設定みたいですから、「チッ。ここで皇子でも産まれたら彰子にとって邪魔だな」という感情ではないでしょう。

 

それでもあの険しい表情は、その事実を一条天皇が知ったら確実に厄介なことになるのを知っていたからでしょうか。

 

道長だけは前回、帝の「愚かであった……中宮は生涯、朕と会わぬ覚悟なのか」という悲痛な叫びを聞いています。

 

果たして定子の懐妊を知った一条天皇は、それまでの抑制をかなぐり捨てて定子に会いに高階の家に行く、と言い出し、道長に制止されると、ならば定子を宮中に呼び戻すと言い出します。

 

 

「朝廷の安定を第一にお考え下さいませ」

と諫める道長。

 

「皇室の尊厳、朝廷の乱れを招く者は許さない」という姿勢だった一条天皇が大きく揺らいだ瞬間です。

 

今はまだ、道長のその行動は朝廷の安定のため、ひいては世の中のため、という大義名分があるので天皇も彼の「正しさ」を疑うことはないでしょう。

 

けれど、この先、彼の娘が入内し、定子を押しのけ中宮の座につくことになったら。

 

実際その頃になると道長は定子に対してかなり露骨な嫌がらせをしています。

 

道長が定子が再び一条天皇の側に戻ることに対してかなり露骨に不快感を示したため、公卿の多くはそれに同調し、この先、定子は仮にも后の位にある者としてあり得ないほど屈辱的な思いをさせられることになるのです。

 

 

まあ、それより先に本作の道長の場合、まひろの結婚を耳にした瞬間、そっちで闇落ちしそうだなぁ…( ̄▽ ̄;)

 

 

このお二人、なんだかんだとご夫婦っぽくなってきましたね。

短い間でもいいから、二人の結婚生活をちゃんと描いてくれるといいなぁ。

 

大弐の三位が道長との子…っていう展開だけは絶対やめて欲しい笑い泣き

 

道長の奥さんは二人とも積極的だなぁ~。

 

 

だから、まひろみたいに掴みどころがなくて追えば逃げる女子によけいに執着しちゃうのか。

 

そう言えば明子さまの父君(源高明)って左大臣だったんですね。

倫子さまの父君(源雅信)も左大臣。

 

かたや醍醐天皇の皇子で、かたや宇多天皇の孫。

 

って、そうなると血筋の上では同じ源氏でも明子の方が尊いのか。

父は皇子で、母は女王(天皇の孫)

 

詮子が、一条天皇の新しい女御たちと比べて定子の血筋をディスってたけど(生母が高階氏だから)

 

倫子さま明子さまと比べたら、詮子もたいがい卑賎の生まれよね。

父も臣下だし、生母は受領階級の娘だし。

 

 

 

まひろがこのお二人を敵に回さなくちゃいけない日が絶対来ないことを祈るばかり。