あらすじ
最愛の女御、忯子を亡くした花山天皇は失意のあまりすべての意欲を失ってしまいます。
為時は、自分を信頼している帝を裏切っているのがつらくなり、兼家に間者を辞めたいと申し出ます。
普段通り豪放に振舞っている兼家でしたが、内心では円融院や花山帝、亡くなった弘徽殿の女御の怨念に怯えていました。寧子（道綱の母）はそれを慰めながら、抜かりなく我が子道綱のことをアピールします。
まひろは散楽の一座に自分の考えた台本を持っていき受け入れられますが、それが原因で右大臣家の配下の者たちに追われるはめに。駆けつけた道長に救われます。
後日、貴族の若君たちの打毬の試合に招待されたまひろ。
そこには倫子や赤染衛門らの他に、先日漢詩の会で会ったききょうも同席していました。
逃げ出した倫子の猫を探しに行ったまひろはそこで、公達たちの本音トークを聞いてしまい、いたたまれずに逃げ出してしまいます。
セキララ男子トーク
ラストの公達たちの歯に衣着せぬ品定めトークを聞いて思わず、
「なんでや、まひろめっちゃ可愛いだろ！！(; ･`д･´)」
と叫んでしまったのは私だけではないはずだ。
みんな五節の舞姫やったの見てなかったのか！？
ただ、公任の言った「妻にする女は身分ファースト」みたいな価値観はこの時代では紛れもない事実。
斉信みたいに「左大臣の姫の倫子は実際見たらなんかビミョー、打てば響くように面白いききょうがいい」みたいな意見の方が異端なわけで。
ちなみに公任の妻は、村上天皇の親王の娘。つまり宮腹の姫。
斉信さんなんですけど、この人正室が誰なのか伝わっていないみたいなんです。
子どももいてそれぞれの名前も分かっているのに生母が不詳。
斉信クラスの貴族の正室の名前が残っていないのってかなり不思議(・・?
「源氏物語」の明石の君みたいに無位無官の世捨て人みたいな父の娘、とかでもない限り、受領階級だったとしても記録に残っていそうなんですが。
直秀は今のところ、なんだかんだと道長まひろカップルを応援してくれていますが、このまま、まひろが身分差に傷つく展開が続いていくと、「もう俺にしろよ。俺ならおまえを泣かせない」みたいな少女漫画的キュン展開がきたりするんでしょうかーーー(*´艸`*)
今週の見どころ
そして今回の見どころはなんといっても打毬
「フラれたわ～」と言いつつ、まひろにカッコいいとこ見せたくて頑張っちゃう道長にキューーーン(*´Д｀)
かっこ良すぎか！！(≧∇≦)
もう打毬、オリンピック正式種目にしよう！！
そしてなにげに貴公子たちにすらっと馴染んでた直秀。
やっぱり元々はそこそこのお家の御曹司とかなんじゃ…。
そして今回、驚いたのがこちら。
超オープンな桟敷席(ﾟДﾟ;)
御簾の意味ーーーー(￣▽￣;)
そして床の高さも地べたに近すぎやしないか。
打毬やってる場所からそんなに距離がないように見えたけど、小石とか砂埃とか、下手したら流れ弾とかビシバシ飛んできそうなんだけど大丈夫？
まあ、帝の女御の詮子さまが普通にお顔を晒して簀子縁にお出ましになる世界なので、今さら野暮なツッコミですが。
面白いからよし！！
そして今週も可愛かったききょうさま
まひろを見つけて「あら、またお会いしましたわね
」みたいにウフッって笑いかけてくれるのが可愛かった。
ききょうさまにしてみたら、初めて手加減なしで漢籍の話とか対等に出来る女子と出会えた！っていう感じなんだろうなあ。
でも、まひろは別にそういうの望んでない感じ？
史実は史実として、皆幸せになって！！( ；∀；)
こちらのブログでも何度も言っているように私は中関白家推しです。
道隆兄上が大好きです
井浦新さんが道隆さまを演じて下さると知った時は狂喜しました。
でも…でも！！
あーーーにーーーうーーーえーーー（惟規風に）
そんな美しいお顔で、穏やかなお声で、お優しいことを仰って道兼くんにこんな顔をさせておきながら
それが計略だったら…いや１００％計略なんだろうけど、こっぴどく道兼くんを裏切って地獄の底に突き落とすようなことをされたら、いくら道隆さまでも、井浦さんでも、キライになっちゃうぞーーー( ；∀；)
っていうくらい本作の玉置玲央さんの道兼に私はもう夢中、五里霧中
史実でこの先彼がどうなっていくかは知っているんだけど…。
もう、そんなのガン無視でいいから道兼、幸せになってーーーー！
っていうか予告の道兼の表情、あれ何よ。
まさか、まひろにフォーリンラブ展開？Σ(￣ロ￣lll)
そんな地獄はいらないっつーの。
いや見たいか見たくないかで言えば超見てみたいんだけど、道兼の人生つら過ぎるっつーの( ；∀；)
もう、ちやはママをやっちゃったのは顔そっくりな別人が成りすましてたってことにはならないですかね
もうそれくらい道兼がつらい目に遭う展開をこれ以上見たくないの…。
すべてを引っ繰り返してくるパワー系大河
この「光る君へ」は、私の中では近年稀にみるパワー系大河です。
もうめっちゃくちゃ引き込まれる！
そして史実とか時代考証とか全部どうでもよくなる。
もう視聴前に
「えー、紫式部の名前、まひろって…何時代の名前よ」
「紫式部と道長が初恋の相手同士でソウルメイト？ なにそれ」
「清少納言と紫式部が顔なじみ設定。でも世代がさぁ…」
とかしたり顔で言っていた自分をぶん殴りたい。
もうそんなことどうだっていいんですよ。
姫様たちがオープン桟敷でスポーツ観戦したっていいんです。
だって面白いから
願わくば、まひろと道長も、道隆さまも道兼も、みんなみんな幸せになって欲しいーー（無理）
