あけましておめでとうございます桜

 

ほぼ開店休業状態の当ブログですが、今年は悲願の平安時代大河yearということで、幾つかでも関連記事を上げられたらなぁと思っております。

 

さて、「光る君へ」第一話キラキラ

 

面白かったです(´▽`*)ラブラブ

 

気になるポイントは色々ありましたが、それを上回る平安時代の京の都の建物、装束、調度や内裏、寝殿造りの様子がビジュアル化して見られることのインパクト!!

 

幸せ過ぎます(〃▽〃)

 

第一話はなんといっても藤原北家の兼家ファミリーオールスターズの登場が圧巻でしたね。

 

剛毅な権力者、兼家パッパ。

聡明で気丈な一門の母、時姫さま。

 

のちの女院の風格を覗かせつつも、可憐で可愛らしい詮子さま。

 

そして平安絵巻から抜け出て来られたような雅びで気品あふれる道隆さまラブラブ

 

錚々たる顔ぶれのなかで、初回のMVPといえばなんといってもこの方でしょう!!

 

 

ミチカネーーーーーー( ゚Д゚)

 

おまえ、初っ端からやってくれたな(; ・`д・´)!!

 

やんちゃというより野蛮な振る舞いでドン引きさせつつ、両親の愛を誰よりも切望している孤独な少年の顔をチラ見せして視聴者の心を揺さぶる憎いやつ!

 

放送終了後、衝撃を冷めやらぬまま「藤原道兼」の名前をググった皆さんも多いことでしょう。

 

そして彼の生涯を少しでも知った方々は、その不遇さ、不憫さに思わず涙されたことでしょう( ;∀;)

 

本当にこの道兼さん、藤原家の三兄弟の中では思わず同情してしまうくらい評判が悪いんですよ。

 

この時代のことを書いた歴史物語「大鏡」は基本、『道長さまとそのご一族バンザイ!!』の思想のもとに書かれているので、道長アゲが激しいのは仕方ないのですが…。

 

それにしても、のちに政敵となる道隆やその子息たちのことは、それなりに良いことも書いてあるんですよ。

なのに道兼のこととなると…。

 

お心がまことに冷酷で恐ろしくて、人々からひどく恐れられていらっしゃった方でしたので、異常なことにこれといったご子孫がなくて、終わっておしまいになったわけなのです。

 

いや、「…わけなのです」じゃないし(゚Д゚)ノ

 

一方、道隆のことはその酒豪っぷりの酒癖の悪さを批判しつつも、豪放磊落で憎めない人柄と、病の時にもいっこうに衰えない美貌を類まれなものと賛美しています。

 

もっと酷いのは「栄花物語」です。

 

御顔色悪しう、毛深く、ことのほかみにくくおはするに、御心ざまいみじう、らうらうじう雄々しう、け恐ろしきまでわづらはしうさがなうおはして、中納言殿をつねに教へきこえたまふ御心ざまなり

 

(お顔色が悪く、毛深く、ことのほか醜男でおられたが、ご気性はたいそう老成した男らしい方で、なんとなく恐ろしく感じられるくらい厄介で、意地悪くいらっしゃって、兄の中納言殿(道隆)を常々、お諭し申されるといったお人柄である)

 

ボロクソか!!(゚Д゚;)

 

いやもう、敬語使えば何言ってもいいわけじゃないぞ宇宙人くん

毛深いとか超よけいなお世話だし(-_-;)

 

その一方で、この「栄花物語」、道隆さまのことは

 

御かたちも心も、いとなまめかしう、御心ざまいとうるはしうおはす

 

(ご容姿もお心も実に優雅でいらっしゃって、ご気性もまことに優れていらっしゃる)

 

とベタ褒め!!( ;∀;)

 

道兼くんがこじらせるのも無理はない?

 

でも、まあ、道隆さまがかなりのイケメンだったのと、道兼が性格に難ありだったのはどうやらわりと史実っぽいですね…(;´∀`)

 

あ、史実といえば、道兼くんが紫式部の母を……っていうエピソードは、完全に本作のフィクションだと思いますのでご安心を(^^;

 

平安大河って、合戦シーンとかアクションシーンとかないんでしょ? なんか地味そう~という輩の横っ面を引っぱたくような強烈なエピソードでしたねあせる

 

強烈過ぎて、この事件をこの先どうやって処理していくのかがちょっと心配でもあり楽しみでもあります。