ナチュラVのブログ

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あと4日で世捨て人となってしまうというのになかなか思うように物事が進まない。


来週の予定も幾つかの想定外事項が発生して変更さざるを得ない羽目になるし。。


昨日ようやく収監時に持参する手荷物の準備をした。

実は昨年の控訴審判決後に上告保釈が却下された場合に備えて拘置所に収監される際の準備はしてあった。

結局上告保釈が許可されたので、大きめのバッグに衣類と書籍と洗面用具を詰め込んだ状態でそのまま弁護人の事務所で保管してもらっていたのだが、出頭先が福岡になったため、それを自宅に送ってもらっていた。


一度準備しているのでそのまま持っていけばよいという訳にはいかない。

前回は上告審の間は未決拘留となるため、拘置所内では多少の制約こそあれ基本的に自由に私服が着用できるが、今回は既に刑が確定している状態だ。

そのため前回詰め込んでいたジャージやTシャツやトレーナーなんかはまず使用できないと思われるため取り出す。

代わりに、なけなしの金で仕方なく買った、丸首純白のシャツ、無地のトランクス、これまた純白の靴下4足組(298円)等の下着類を詰め込む。


そしてバッグに入れていた書籍も一旦取り出してみたが、自分で入れているのに何の本だったか殆ど思い出せない。。

今回は文庫本オンリーにしようと思っているので、単行本はそのまま機械的にバッグの外へ積み上げる。

その一番上になった本が、「獄窓記」という元衆議院議員の山本譲司氏が書いたものだった。


タイトル通り、山本氏本人の獄中体験記+αが綴られている。

明確にこの本を買った記憶はないが、Bookoffの108円値札が貼ってあるし、誰かから頂いた記憶もないからタイトルと値段に惹かれて買ったのだろう。


目次を見ると、その中に今自分が気になっている(情報が欲しい)ことが書いてあるようだ。

とりあえずその部分を開いて目を通してみた。


そしてその情報は具体的で大変参考になった。

もっとも彼の場合は府中刑務所にて分類が行われ、最終移送先は黒羽刑務所なので自分が同じルートを辿ることはまずないが、分類時に何が行われるのかについては大差はないだろう。

山本氏が国会議員であったため何か特例的な扱いを受けているようにも感じなかった。


そして読み進めて行くと、持参した手荷物のことが書かれてあった。

そこには、外から持参したもので舎房に持ち込めるのは書籍だけ。衣類や洗面用具は何一つ入れる事が出来ず、中で購入しない限りはパンツも官物になってしまうとの事。。


未決拘留を経験しているので、中での衣類購入については知っているが、何せ価格が高い!

確か半そで丸首シャツ1枚で700~800円だったと思う。

そんなものにそんな金を使いたくないからわざわざ事前に安いものを準備しているのに。。


これまでの情報では、丸首の白シャツ・無地のトランクス・無地の白靴下はどこの刑務所でも持込みOKとの事だったので、娑婆では今後も絶対買わないようなものを敢えて揃えたのに。。


それにタオルや歯ブラシも基本OKだと聞いていたからまとめて買っておいたのに、これもダメなのか?

山本氏もそれぞれ5セットくらい準備して行ったのに、すべて廃棄処分となったと書いてあった。。


派手な色柄のものがふさわしくないというのは当然理解できるのだが、何一つ外部から持込めないというのは何故なんだろう?

何かそれらの物に変な仕掛けでも施してあるリスクを考慮してか?

それなら書籍だってダメなんじゃないの??

この規制について誰か合理的な説明して欲しい。


でも、せっかく買ったから一応持っては行くけど。


何だか悲しくなってしまった。。