子どものころ、
漫画や物語は
私にとっての
絆創膏のようなものだった
小心者で
臆病
何かあるたび
傷ついて
想像の世界に
入りこんでは
エネルギーをもらって
現実に戻ってきた
その中でも
お気に入りだったのが
竹宮惠子先生の
『空がすき』
主人公の
タグ·パリジャンが、
とにかく
カッコ良かった🥰🤩
小粋で
おしゃれで
男、女とわず
モテて、モテて、
14歳の
天才サギ師
度胸も
頭の回転も
並みじゃない
何よりも
「自由!」
強さゆえの。
が、
読み返してみると
明るい部分だけじゃない
「まだ、14歳なのに…」
ほろっと零れる弱音
いやでも
一人立ちしなければ
ならなかった事情
保護してくれる人のいない
みじめさや
哀しみ
影の部分も
しっかり描かれている
それでも、
自分の足で
立ち上がるのが
タグだ
裏切った仲間さえ
命がけで救い
親友、
ジュネとの
友情も守り抜く
萩尾先生が
イギリスなら、
これは
フランス映画だ
いたるところ
パリの下町の匂いがする
時にミュージカル
時にシャンソン🧚🕺
演出の手ぎわも上々
描線も美しく
もう
半世紀経ったと思えない✨✨
昔の絵柄はどうも…
と、おっしゃる若い方にも
おすすめしたい❗