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今日は、日本にある『中華学校』についてのお話です。
我が家の娘たちは現在マレーシアの英国式インターナショナルスクールに通っていますが、日本にいた頃は中華学校に通っていました。
日本には現在(2023年)全国に5校のみです。




中華人民共和国系 2校

中華民国(台湾)系 3校


なお、通っていた我が家の娘は、卒業を待たずにマレーシアのインターナショナルスクールに転校しましたから、全貌を知っているわけではありません。よく知人に聞かれた質問をこちらでお伝えできればと思います。娘が通っていた学校のことになりますので、全ての学校に共通するわけではない旨ご了承ください。



入学試験はあるの?

→はい、あります。私立小学校のようなペーパー、行動観察、親を含めた面接などです。

中国語と日本語で指示をしてくれるので、中国語がわからないことはハンデにはなりません。おそらく一番重要視されたのは、学校の教育方針と家庭の教育方針が同じ方向を向いているかどうか、ではないでしょうか。親が学校の方針に理解を示しているかはかなり見られます。このあたりは私立学校と同じだと思われます。



中華系ルーツがなくても入れるの?

→我が家は中華系ルーツはありませんが入学できました。お友達の中にも純日系、他国ルーツの方もいらっしゃいました。



中国語が話せなくても入学できるの?

→娘は全く話すことができずに入学しました。入学式前日に『你好』を教えたくらいです。そのかわり、入学してからは中華系ルーツのある同級生よりは頑張ったつもりです。おかげで転校する時にはかなり読み書き会話ができるようになっていました。



日本語の授業はあるの?

→あります。将来的に日本の高校や大学に進学する生徒も多いので、日本の学校と同じ教科書で、同じレベルのことを学習します。そういう意味では日本の学校に通うよりずいぶん大変なので、かなりの覚悟は必要です。



一条校ではないの?

→はい、一条校ではありませんので一般的には義務教育を放棄したかたちになります。これに関しては市区町村で対応が変わってくるようなので、詳細はお住まいの市区町村に問い合わせた方が確実です。



日本の公立小学校とは何が違う?

→勉強に関しては日本の学校より厳しいですが、それ以外に関しては寛容な部分があります。もちろん人道的にNGなことには厳正に対処します。



娘の率直な感想は?

→個人的な意見にはなりますが、学校が大好きでたまらないと言っていました。お勉強が苦にならない子には向いていると思います。担任の先生をはじめ、どの先生のことも大好きでした。



親から見た中華学校の感想は?

→私立学校も同じくでしょうが、その学校が好きで入学させた親が多いぶん、PTAなどにも積極的に参加する親が多いです。親も、またその親も卒業生、という方もいます。しっかり勉強させたいと思う親には向いています。



現在住んでいるマレーシアには、中華系マレー人も多いです。中華学校もたくさんあります。そしてマレーシアの中華学校はこれまた厳しいそうです。インターナショナルスクールとは大違いですね。

ゆるゆる系のインターか、厳しめ中華学校か。これはいまだに意見が分かれるところではありますが、厳しめ中華学校の生徒はやはり成績が良いらしいです。中華学校からインターに転校してくる生徒はびっくりするほどお勉強ができるとか。

どちらの教育方針に賛同するか、どちらが子供に合っているかにもよるので、学校選びの正解はありません。

特殊な経路を辿っている我が家ですら、本当にこれでいいのか正直わからないところです。

しかし、短い間であれ、中華学校に通えたことは本当にラッキーだったと思いますし、娘にとっての財産になりました。私自身、中華学校という選択肢を娘に与えてあげられたことを誇りに思っています。

手前味噌ですが、娘の中国語の発音はネイティブ並です笑。中国語を喋っていて、実は日本人だと答えるとびっくりされます爆笑


今日も最後までご覧いただきありがとうございました。