『おいしい』からはじまる薬膳 祐です
夏の『暑邪』 しょじゃ により、
汗の出過ぎによる体の潤い不足に、
気の消耗が加わったことで発生する病を
夏バテ と言います。
特に、日本の夏は高温多湿になる為、
汗をかいた後も皮膚表面がじっとりと
湿ったままなので、
これが体温の放散を妨げます
汗をかく割に体の熱をうまく外へ出せず、
ほてりやのぼせ、
口の渇き等を強く感じます
その為、
どうしても冷たいものをガブガブ飲んだり、
アイスを食べたりしてしまう、
これもまた夏バテ一直線
【夏バテにならない為の食養生】
いかに内側から体のほてりを冷ますか、
気を補って疲れを残したままにしないかが
ポイントです
①水分補給の方法を見直す
飲み物は、喉が渇く前に少しずつ・・
大切なのは、冷たいものより、常温のものを
②食欲が落ちて
下痢をし始めたら要注意
お腹に溜まった余計な水分が原因で、
体が重だるく、下痢になる。
山芋がオススメ
③朝から暑くて食欲が出ないときは
酵素をたっぷり含むキウイやパインがオススメ
④体液を増やしてほてりを冷ます
食材で、内側から潤いを増やす
夏に旬を迎える瓜類こそ、夏バテ予防の食材。
ゴーヤ、胡瓜、西瓜、冬瓜等・・
⑤三つの首を冷やす
首・手首・足首は太い血管が通っている場所
ここを冷やすか温めるかで、
体温の寒熱を素早く調節できます
【夏バテ予防の献立のヒント】
◎疲労回復効果の高い豚肉、
「脾」の機能を高める白身魚、
「陰」を補う魚介類をメインに
◎夏野菜の茄子、しし唐、ピーマン、南瓜、胡瓜、
トマト、冬瓜等、瓜類を組み合わせて
◎味付けは、食欲を増すピリ辛か、
疲労回復の為に酸味を利かせる。
◎喉が渇いたら、西瓜、キウイ、パインを
そのまま食べるか、ジュースを飲む。
【タコと長芋のキムチ和え】
≪材料 4人分≫
・茹でタコ 80g
・長芋 150g
・ニラ 1束
・キムチ 100g
・黒ゴマ 大さじ1
*醤油 小さじ1
*ゴマ油 大さじ2
≪作り方≫
①茹でタコは、一口大に切る。
②長芋は、皮をむいて一口大に切る。
③ニラは、5㎝くらいに長さに切って、
沸騰したお湯で1分位茹で、ザルにあげ、
水気を絞る。
④キムチは粗く刻む。
⑤ボウルに、黒ゴマ以外の食材を入れ
調味料を加えて混ぜ合わせる。
⑥仕上げに黒ゴマをすってさっと和える。
夏の邪気に負けない身体を作りましょう~
今日もありがとうございます