先日、帰宅してみると2件の着信が…。電話の主は普段よく行く居酒屋さんで知り合った池田さん。
折り返しの電話をかけてみると、電話の趣旨は
「スマホでアンケートとりたいんだけど聖也できるの?」
ということでした。
「できるよ~」と解答すると、「詳しいことを話したいから夜時間あるとき教えて」ということで3日前に至ります。
池田さんはバス会社に30年勤務するベテラン運転手さんです。
お酒を飲みながらいろいろお話を聞いたのですが、昨年はツアー系の仕事ができなかったり学校の行事(遠足や修学旅行など)が減って相当痛手を被ったようでした。そして、最近池田さんが勤務先で下された今年初のミッションが”非接触で乗客のアンケートをとる”というもの。
池田さんは”スマホでアンケートをとる”ということを思いついたようなのですが、ご本人いろいろインターネットで検索したけどやり方がさっぱりわかなかったため、私に以下の相談を持ち掛けてくれました。
(1)アンケート画面の作成
(2)アンケート配布、回収の相談
(3)アンケート設問に関する相談
(4)回答結果に関する相談
私はインターネットリサーチの業務でアンケート画面の作成とアンケート集計を経験したこともあり、この手の相談は得意科目です。
まず、私は池田さんのイメージがどこまで固まっているのかを確認しました。
池田さんのイメージするアンケート
(1)お客さんがスマホでアンケート画面にアクセス
(2)アンケート回答もスマホで
(3)アンケートの回答結果は会社のパソコンに送ってもらいたい
(4)アンケート設問の草案は用意できている
質問とご提案
お話をだいたい聞いたあと、相談内容をまとめながら質問と提案をしました。
■質問内容
(1)アンケートの配布、配信方法
(2)ターゲットは?
(3)回収目標数は?
(4)現在考えている設問内容
(5)どんなことに役立てたいのか
(6)回収したアンケート結果の運用
■解答
(1)取引先や会員、一般の利用客にもアンケートをとれるような方法
(2)ターゲットは特になし
(3)具体的な回答数の目標はないけど暫時目標数を決めたい
(4)文書ファイルを紙媒体かデータで受け渡し
(5)ニーズのあるイベントや観光地、サービスや設備に関する要望、不満を聞きたい
(6)検討中
■提案
(1)メールアドレス、住所など顧客の個人情報を運用するには秘密保持契約が必要になるため、ハガキにQRコードを貼って配布する。
(2)ターゲットを意識した情報抽出ができるよう、最低限性別、年代、職業は聴取しておく。
(3)目標数を達成するために追加でメール配信やポスティングなどアンケートへの入口を広げると回収率が伸びることを説明
(4)もらった設問内容を精査して再度提案させてもらう
(5)企業側で考えている顧客が不満に思っていそうなこと、改善点を洗い出して質問内容に自由回答で具体案を聴取
(6)回答結果の回収方法とデータの保存方法について説明
ヒアリングの結果、ハガキに広告と一緒にQRコードを印刷して配布することになりました。
設問内容とQRコードとともに掲載する広告については、案を練り直したいということだったので、後日あらためて再度ヒアリングをする約束をしました。
まさかこんな形で腕を振るうことになるとは!!
アンケート企画に進展があれば、またブログに書きます。