先日、友人の開催している着物の会に参加しました。
着付けを練習して、そのあとランチに。
ランチの時にある方が「和服を着ると自然に敏感になれるし所作も美しくなれる」っておっしゃっていました。
本当にそうだなあと思います。
着物を着ることで感性や丁寧さ、奥ゆかしい美しさが蘇りますし、自分の中の埋もれていた宝物を見つけるようで嬉しくなります。
そして、それって何故かな？と考えてみると、「制限」があるからなのではないでしょうか？
着物は季節はもちろん着て行く場所やお相手などでも身につけるものに決まりがあります。
数自体洋服よりも少ないですし、その中でおしゃれを楽しむのはセンスを養いますよね。
また、着物を着ていると、自然と歩き方が小幅になったり、袖に手を当ててて物を取ったりするようになります。膝を揃えるとか背筋を伸ばす、はもちろん。
そんなちょっとした不便さが「磨き」になっているのですね。
だとしたら、日常の中の制限も、自分を洗練させ、きらりと光るものを見つける良い機会なのでは？とワクワクしてきたのでした。
私たちは肉体を持っていること自体制限であり、学びの機会をいただいていることでもあります。
もっと制限を有難く楽しんでいきたいですね。
ところで、今回私は浴衣を着てみました。
帯はご縁あってお譲りいただいた博多に夏以外の帯揚げと帯締め。
本来なら禁じ手ですが、プライベートなので楽しむ・心地よいを優先に。
