「みゆきね?子供のころからのび太くんとかよりすっごくぶきっちょで、勉強もちゃんとできなかったし・・・」
「ガチでテストで0点取りまくる子だったんだよ」
そうなのか・・・(;´・ω・)
この数日、一緒に仕事しててなんとなくそんな気はした。
はさみを持つ手もおぼつかない感じだったし・・・。
「中学のときね、先生に『みゆきさんは養護学校の高等部に行くべきだよ』って言われた」
「みゆき、ホントは高校でパソコンの勉強したかったのに」
っていうか、知的障害でもないのに養護学校?
そこまで来るとただものじゃなく頭の弱い子なのかも
「んでさ、なんとか定員割れだったとなりまちの高校の商業科に行ったのね?」
おいおい!その高校、俺の母校…
みんちゃんは何気に高校の後輩でもあったのか
「勉強頑張ったけど、就職できないまま卒業しちゃってさ、そのあとは郵便局とか農協でバイトしたり、作業所行ったり・・・」
なるほど・・・。
彼女は彼女なりにいろいろ苦労してきたんだなぁ(´・ω・`)
「作業所もね?今回が6軒めなんだよね」
6軒もたらいまわしにされてきたのか(´;ω;`)
きっとすごくつらかったんだろうなぁ。。。
「でもさ、今の作業所で中山さんに出会えてね、みゆきにいろいろちゃんと教えてくれるお兄ちゃんができた」
なるほど。そんな言いぐさからだと、きっと友達いなかったんだろうな
「みんちゃんもいろいろ苦労してきたんだね」
俺、こういう話に弱いんだよなぁ(´;ω;`)ウッ…
今や俺はこの子の『お兄ちゃん』的存在なのか
「みんちゃん!俺にしてほしいことがあったらさ、何でも言ってよ!?俺、ある意味ドラえもんみたいなもんだから」
みんちゃんの正体を知った俺。
とりあえず「ただタカられてるだけじゃないんだな」ってことが知れただけで少し安心した(*^-^*)
「中山さん!おやつもっとないの~?」
なんかすっごく甘えんぼだけど、4日そばにいるだけで情が移ってきちゃったかも(;´・ω・)
元カノもその昔はこんな感じ・・・。
え?元カノ???
ぶっちゃけ、俺にとってのみんちゃんって・・・