「相葉さんの場合」~あなたが望むなら番外編9 | ナツコのブログ

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大宮さんの恋物語「あなたが望むなら番外編」です。

 

フォ〇ストでアップしておりました過去作です。

 

本編はこちら♡→「あなたが望むなら」

 

このお話はまーくんの独白です。

 

ではどぞ・・・。

 

 

 

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ずっと一緒にいた。

事務所に入ってからもうずっと。

最初から変わらずに俺はニノが大好きで。

大人になっていくにつれ・・・この感情がいけないモノだって気づき。

 

それでもあきらめきれずにいたけど。

ニノを見ていればわかった。

ニノが誰を想っているのかを。

だから俺はこの気持ちを封印して。

仲のいい幼馴染・・・というポジションを確立し。

 

この立ち位置を誰にもゆずらないで今までやってきた。

そしてずっとニノを見守ってきたつもりだった。

でも1年か・・・1年半位前からニノの様子が少しおかしくなった。

本当はもっと前からかもしれないけど。

おかしいと言っても・・・そこはニノだから微妙にしかわからない変化だったけど。

俺にはわかった。















今までのニノは。

リーダーをとても愛おしそうに見つめていた。

大好きでしかたないって顔。

もう・・・目からラブビームが出てるんじゃないかっていうくらいだった///。

なのに・・・それが少しだけ変わった。

今まで通り好きでたまらないって顔はするけど。

時々すごく切ない顔でリーダーを見つめて。

小さなため息を吐く事があった。

それが何を意味するのかわからなかったけど。

俺は。

 

ニノふられちゃったのかなって思ってた。













でも。

それにしてはリーダーの態度が不思議だった。

基本・・・リーダーはニノにいつもお世話されるがままで。

うらやましい事にそれを当たり前って思っているようだった。

それが・・・ニノに変化があった同じ位の頃から。

少しだけ変わった。

なんて言ったらいいのかよくわからないけど。

時々ニノに対して強い独占欲が働く。

ニノは俺の・・・みたいな。

それは収録中も楽屋でもたまに感じる事で。

え?つきあってんの?って思うようなこともあった。

例えば楽屋で。

 

俺とニノが一緒に夢中でゲームとかしてて。

リーダーの隣・・・定位置にニノが座ってなくて。

リーダーが楽屋に入ってきてもニノが隣に行かなかった時なんか。

ニノ!

なんて大きな声出してさ。

 

自分の隣にくるように言ったりして。

ニノの移動にともなって俺が席を移動するような事もあった。

でも隣にいればいいみたいで。

 

ニノと俺がゲームしている事には何も言わないんだよね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







収録中も。

 

たまに芸人さんと楽しそうにしているニノを。

まるで・・・子供みたいに拗ねた顔して。

 

でもこっちに来いと言う訳にもいかないのか。

見過ぎだよ///っていうくらいニノを見てたり。

ニノが戻ってくると・・・ちょっと機嫌が直るんだけど。

 

でも拗ねたフリを続けてたり。

そうかと思うと・・・明日は釣り!・・・なんて言って収録後さらっと帰ったりして。

その後にちょっと寂しそうなニノがいたりして。

つきあってる感じではないんだけど。

 

何か・・・二人の様子が変わって見えてきていた。

何かあったのか・・・と心配は心配だったけど。

ニノが俺を頼って何か言ってくるまでは黙っていた。

いつでも相葉イスをしてあげられるように俺は心の準備をしてその時を待っていた。

なのにその時は一向に訪れず。

とうとう楽屋でニノの涙を見る事になってしまった。
















ニノに急接近する坂本君。

わかるんだ。

俺と同じだって。

きっと坂本君も・・・ニノにいけない感情を持っている。

でも・・・それにしてはニノの態度が変で。

だって今までだって。

 

ニノの周りにはそういう・・・いけない感情を持って近付いてくる人はいたけど。

大抵ニノは相手にしなかった。

うまくかわしてきた。

けど坂本君に対してはちょっと違っていて。

うまく言えないんだけど。

しいていうならば・・・甘えてるって感じだった。

 

坂本君の気持ちを分かったうえで・・・だ。

でもそれは・・・俺の役目だったから。

 

だからちょっとへこんだけど。

でもこのままにはしておけないから東京のコンサートが終わって。

一緒に風呂に入った。

無理やり相葉イスをするとすぐに昔に戻って。

俺のかわいい和君は胸の内を明かしてくれた。

理由はわからなかったけど苦しんでいるのだけはわかって。

なんとかしてあげたくてただ泣いている和君を・・・その頭をなでていた。















それから少し元気が出たようには見えたけど。

あいかわらずニノのそばには坂本君の影がちらついて。

リーダーもよく見ると様子がおかしくて。

そしてあの名古屋・・・だった。

リーダーと二人きりで話したあの夜。

友達の話なんだけど・・・なんて言いながらかなり前のめりで話すリーダー。

俺はすぐにわかったよ。

リーダーとニノの事だって。

ミラクル・・・でしょ?

だから色々言ったんだ。

リーダーをその気にさせようと思って・・・ね。

ただ・・・その仲良かった人に恋人ができたっていうところにひっかかって。

それって・・・坂本君なのかなぁって。

リーダーは男同士ってところを気にしているみたいだったから。

俺はアリって答えた。

俺の場合は大アリだけど///。

















そして・・・その後まさかのソロでのニノの涙に。

すっごくびっくりしたけど。

 

なにより・・・舞台上に飛び出そうとしたリーダーにびっくりした。

そんなリーダーを見て・・・やっぱりリーダーもニノを?って思って。

じゃぁ俺ニノのためにがんばんなくちゃって思った。

ニノの幸せのためにがんばんなくちゃって。

必死に・・・文字通り必死にニノの部屋に滑り込んで。

また相葉イスをする。

でも・・・浮かんでくるのは・・・ソロでのニノの涙で。

勢いをつけるために飲んだアルコールでけっこう酔ってたから。

何もうまく言えない俺はもうただニノの哀しみが流れ込んでくるようでただ一緒に泣いた。

いや・・・正確には泣いたのは俺だけで。

ニノの為に頑張るつもりで来たのに・・・俺だけが泣いちゃって。

そんな俺をニノは逆になぐさめてくれた。

久しぶりに触れたニノの肌は昔とまったく変わっていなくて。

すべすべで・・・ツルツルで・・・柔らかくて。

不意にニノと冗談でしたキスとか思い出しちゃって。

やばい・・・って思った時にはもう・・・勃 ってた///。

すぐにばれてすごい勢いで怒られ。

 

沈めろ・・・って言われて風呂を出て行ったニノ。

そう言われても・・・無理でしょ・・・///って。

こんな状態ですぐに沈めるのなんて・・・無理だってニノもわかるでしょって。

それに好きな子と裸で抱き合ってたら・・・フツー勃 つし///。

って自分を正当化して。

俺は今のニノの手触りを覚えているうちに・・・そっと・・・自分のに触れた。

握 りこんだ瞬間にもう イ きそうで///。

浴室内は声も響くからニノに聞こえないように・・・シャワーを出しっぱなしにして・・・声が消えるようにして。

心の中でニノに謝りながら・・・即行で ヌ いた///。

その夜は一緒に寝た。

っていうかすぐに寝ちゃったから残念な事に何も覚えてはいなかったけど。















その後は・・・なんていうかいろいろあった。

ニノが倒れた時は本当にあせっちゃったけど。

俺より取り乱しているリーダーに・・・そんなリーダーを見ていたらすごく冷静になれて。

リーダーも含めてニノを守らなくちゃってそんな気持ちになった。

突然訪れた坂本君にはびっくりしたし。

 

坂本君につかみかかったリーダーにはもっとびっくりしたけど。

何かが動いてるんだなって・・・それだけはわかった。

とにかくニノが頼ってて。

 

ちゃんとお世話してくれる坂本君にニノをとりあえずは任せたけど。

リーダーの気持ちを思うと俺も複雑な心境だった。

その後はVSに坂本君が来て。

一瞬またリーダーと衝突するのかって思ったけど。

 

思ったよりもスムーズに収録が終わってほっとした。

















あれからしばらく時間はたって。

いつでも俺は・・・ニノに呼ばれたら行ける準備はしていたけど。

そんな時は訪れないままニノが元気を取り戻していった。

そしてなぜか俺は今日。

 

坂本君に誘われて・・・収録が終わった後みんなには内緒でサシで飲みにいく約束をしていた。

一体俺と何の話をするつもりなのかわからなかったけど。

まぁ・・・多分ニノの事・・・だろうな。

何を言われるのか見当がつかないまま・・・楽屋のドアを開けた。

と・・・。



  ぁ・・・相葉君///



ほっとしたような・・・すがるような視線で俺を見つめる翔ちゃん。

え・・・?

なに?

楽屋に入る俺に何かを一生懸命目で訴える翔ちゃん。

その視線の先には・・・。

優しい表情のリーダーの膝枕でスヤスヤ眠る・・・すっげぇかわいいニノがいた。

二人とも見たこともない表情で。

なんていうか・・・満ち足りた感じっていうの?

そんな風に見えて。

あ・・・そういう事ね。

俺にしてはめずらしくなんとなくだけど・・・いろいろわかっちゃった。

二人多分・・・うまくいったんだって。

思いが通じ合ったんだって。

・・・わかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



と同時に・・・長年の俺のひそかな恋も・・・終わったんだって。

ニノを見守る役目はもう完全に終わったんだって。

そう思ったら。

幸せそうなニノの顔が・・・涙でにじみそうになって・・・。

あわてて・・・乱暴に目をこする。



  おはよ!



わざと大きな声で言うと・・・。



智:しー!相葉ちゃん・・・ニノが起きちゃうから!

雅:あ・・・ごめん!

翔:はよ///。

雅:おはよ翔ちゃん。



俺にすがるような視線のままの翔ちゃんの隣に座る。

翔ちゃんは・・・大きく広げた新聞を俺の方へ寄せながら・・・顔を隠してコソコソ話し始めた。
















翔:なんかさ・・・二人甘くね?

雅:そう?

翔:甘いだろ。

雅:いつも通りじゃない?

翔:ええ・・・?そうかな・・・。

雅:そうだよ。二人いつも仲いいじゃん。

翔:そうだけど・・・。

雅:おんなじだよ。いつもと何も変わってないよ。

翔:そうかなぁ・・・。

雅:そうだってばっ!

和:・・・るさい・・・。

雅:あ///。



翔ちゃんと二人して新聞から顔を出すと。

リーダーの膝枕に乗っかったまま目を腕でコシコシこすってるニノがいた。



雅:おはよ。ニノ。

翔:///おはよ。

和:はよ~ざ~す。ふわぁ・・・。

智:イテ!ちょ・・・そこで伸びすんなよ。

和:ンフ♪ごめんねぇ♪

智:///。



デレデレのリーダーの膝の上から起き上がるニノ。

すごくさりげなくその腕を持って手助けしてあげているリーダー。

・・・翔ちゃん。

 

やっぱ二人・・・甘いわ///。

















和:あいかわらずバカでかい声ですね。

雅:うん♪

和:俺だからいいけど。潤君起こしちゃったらケリいれられてるよ?

雅:逃げるもんね。

和:また・・・子供みたいな事を・・・。

雅:子供だもんね。

和:知ってるわっ!

雅:あ・・・しー!

和:あ///。

潤:・・・るせぇなぁ・・・。



少し離れたソファに横になっていた松潤が・・・起きた///。



和:潤君おはよ。今の大声は相葉さんだよ?

雅:あ・・・お前・・・。

潤:・・・相葉さん?

雅:違う違う!ニノだってば!

潤:ニノ?

和:違うよ!相葉さんだってば。ね?

智:うん相葉ちゃんだった。

雅:ウソ・・・。

和:ね?翔ちゃん!

翔:///相葉君・・・だった。

雅:うわぁ・・・マジか・・・。

和:フフ♪

潤:相葉さん・・・あとでね。



はぁ・・・。

なんだよ・・・みんなニノの味方かよ・・・。

でも。

ちらっと見ると。

すっげぇ嬉しそうにニノが笑ってる。

リーダーにもたれてニノが笑ってる。

そんなニノを・・・これでもかっていうくらい甘い顔でリーダーが見つめてる。

久しぶりに見るニノのその全開の笑顔に。

甘い顔の中にも真剣な目でニノを見つめるリーダーに。

俺も嬉しくなる・・・と同時に。

もう胸がいっぱいで泣きそうだった。

そして同時に。

 

坂本君が俺を誘った理由が完全にわかって・・・。

多分今日は泥酔しそうな気がする。

明日の仕事は・・・確か夕方から・・・だったよな。

よし!

今日は飲む!

そう・・・気合いをいれた。

 

 

FIN

 

 

今日もこの1話でございます。

 

次は「坂本さんの場合」です・・・///。

 

私にとって大宮さんは特別ですが。

 

にのあいさんも・・・尊いですよね。

 

 

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