あなたが望むなら 153 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

大宮さんの恋物語です。

 

フォ〇ストでアップしておりました過去作です。

 

どぞ・・・。

 

 

*************************************

 

Side.O

 

 

 

智:俺・・・。

坂:・・・。

智:ニノが・・・好きです。

坂:・・・。

智:ください・・・チャンス・・・もう一度だけ。

坂:・・・。

智:お願いしますっ!



ダメかもなって・・・思いながら。

俺はこれ以上はないっていうくらい・・・。

丁寧に頭を下げた。

どれくらい・・・そうしていたか。

小さなため息のあとに・・・坂本君の静かな声が聞こえた。


















坂:・・・最後だぞ。

智:え?

坂:最後のチャンスをやる。

智:・・・。

坂:今日は俺。自分の家に帰るから。

智:・・・。

坂:今晩一晩だけ・・・チャンスやる。

智:・・・。

坂:マジでこれが最後だぞ。

智:ありがとうございます・・・でも。どうして・・・俺にチャンスを?

坂:いらないのか?

智:いりますけど・・・。

坂:理由は・・・言いたくない。

智:え?

坂:まぁ・・・俺も本気で和を愛してるって・・・そういう事だよ。

智:・・・。

坂:ああ・・・和の為に一応言っておくけど。

智:はい?

坂:俺と和・・・そういうの・・・ないから・・・。

智:は?

坂:・・・。

智:・・・あ・・・え?

坂:まだ・・・ヤってないから。

智:ヤってって・・・?・・・え///?

坂:偉いだろ?俺。

智:ええ?だって・・・え?え?痕が・・・。

坂:ああ・・・。たまにな・・・暴走しちゃうんだよ///。

智:・・・。

坂:しかたないだろ?好きなんだから。

智:・・・。

坂:好きでたまんないヤツがさ。手の届くところにいれば・・・手・・・のばしちゃうだろ?

智:・・・。

坂:俺の理性を褒めてくれよ。

智:・・・。

坂:それに・・・さ。気持ちもきちんと通ってないのに・・・普通はそういう事しないぜ?

智:・・・。

坂:まぁ・・・でも・・・気持ちが通い合ってれば・・・いいんだろうけど・・・。

智:・・・。

坂:とにかく・・・そういう訳だよ。

智:・・・はあ・・・。

坂:それだけ・・・大切で。大事な存在なんだ・・・俺にとって。

智:・・・。

坂:これから和と飯食って・・・家に送るからそうしたら連絡する。

智:・・・。

坂:それでいいな。

智:はい。



じゃあな・・・と手をあげると。

 

坂本君が楽屋を出て行った。















正直・・・二人の間に何もないって事が驚いたと同時にほっとした。

まだニノが。

 

坂本君のモノではないってそう思えて。

でも・・・その事実で逆に。

 

ニノを思う坂本君の気持ちが伝わってくる。

俺もちゃんと自分の気持ちと向き合いたいけど。

でも俺はどうするべきなんだ?

いやどうしたい・・・?

したい事は決まってる。

ただ気持ちを伝えたい。

もし。

少しでもまだ俺を想ってくれてるならその心を引き戻したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



でも・・・どうやって?

ちゃんと伝わるのか・・・伝えられるのか。

2年もの間ただ自分勝手に体を重ねてきて。

今更・・・だし。

小細工はできないし。

口ではうまく言えるか自信がない。

でもやるしかない。

思いを伝える。

聞きたい事だってたくさんある。

そうだよ俺・・・聞きたい事あるんだよ。

よし。

決めたよニノ。

待ってろよ。

俺を・・・。

拒まないでくれ。




つづく