僕らの日々 22 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

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Side.O




「コーヒー飲む?」

「ぁ・・・うん。ありがとう。」



部屋の隅にあるコーヒーポットから。

コーヒーを注ぐと・・・俺の目の前へ置いてくれた翔君。

Tシャツの・・・汁を拭いた部分がびしょびしょで。

どれだけ水含ませたんだ・・・と笑いそうになるのをこらえて。

もう一度お礼を言う。

翔君は。

新聞を持って・・・なぜか立ったままでいる。

それ以外にも4紙ほど・・・机の上には新聞が置いてあって・・・。

キャスターをしている翔君。

いつでもどこでも・・・こうやって勉強をしている。

翔君がぼんやりしているところを見たことがない。

ぁ・・・たまに。

ソファで横になって寝てはいるけど。

なんか・・・寝言言いながら・・・///。

寝言にしては大きくて。

話かけられてるのかな?・・・と何度か返事したことを思い出し・・・。

・・・。

・・・。

ホント翔君って。

頭いいんだけど実は面白いんだよな・・・なんて思ったら笑いそうになっちゃったけど。

そんな俺には気づかずに。

翔君が・・・話始めた。
















「俺さ。」

「///・・・ん?」

「智君の映像作品って。これまでも全部楽しみにしてたけど。」

「・・・ぅん。」

「これは・・・この作品は。ちょっと桁違いに楽しみって言うか・・・。」

「・・・。」

「いや違うな。楽しみと言うよりは・・・。」

「・・・。」

「なんて言うか・・・。」

「・・・。」

「誤解を恐れずに言うとね。ちょっと見るのが怖い。」

「・・・。」

「智君どうなっちゃうんだろうって。」

「・・・どうにもならないよ・・・///俺は俺だし。」

「まあそうなんだけど。」

「・・・。」

「扱ってる題材が題材だから。」

「・・・。」

「各方面に影響あるんだろうなって。」

「・・・。」

「もちろん。いい影響だよ?」

「・・・ん。」

「それにほら。相手が男とはいえ・・・初の恋愛映画じゃない?」

「・・・ぁ。そっか。」

「そうだよ///だからさ。かっこいい智君が・・・見れるってことでしょ?」

「・・・かっこいいかどうかはわからないけど・・・///。」

「智君ちゃんとかっこいいんだから。少し自覚した方がいいよ?」

「・・・///。」



時々翔君は・・・こんな風に言ってくれる。

あまり自分に自信がない俺は。

こんな翔君の言葉で・・・いつも少しだけど自分を肯定することができる。

翔君が俺をかっこいいと思ってくれるように。

もしかしたらニノも。

こんな俺をちょっとでもかっこいい・・・なんて思ってくれるのかな・・・なんて。

そんなこと・・・思ったりして元気が出るんだ。


















「応援してるよ。」

「ありがとう翔君。」



コーヒーを飲み終えると。

スタッフさんに呼ばれ・・・打合せが再開する。

俺達のライブツアーはまだあと2か所残っている・・・けど。

もう次のアルバムの打合せするんだから。

ありがたいよな・・・と。

そんなこと思いながら。

今目の前の仕事に・・・集中をした。























そして今・・・夜になり。

今日の映画の撮影が始まる。

店の中と外での・・・大事なシーンの撮影だった。

夜の繁華街。

まずは店の中で・・・二人でおしゃべりしながら飲んでいるシーン。

ほとんどリハはやらない。

監督は・・・もう。

この手のシチュエーションは。

俺達二人に任せておけば大丈夫だって思ってるらしく。

簡単なドライをやって。

すぐにカメリハを一度だけ。

ちょっと光源が足りないから反射板を使うことになって・・・そのセッティングをしたら。

すぐ本番になった。



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つづく