一緒に暮らしているリアル妄想の大宮さんのBL物語です。
では・・・どぞ///。
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Side.O
「ぁ・・・ちょ///行かないでリーダー///待って///。」
「なんで。」
「やっぱほら・・・こう・・・大事でしょ?気持ちとか。」
「・・・。」
「もう始まるから式。」
「・・・。」
「この日のために松潤練習してくれたんだよ?」
「・・・。」
見ると。
法衣を羽織った松潤が。
何か持っていて。
真ん中の祭壇のところに立っている。
牧師役・・・か?
でも。
明らかに緊張しているのが見えて。
だって松潤は緊張しぃだから・・・。
・・・。
・・・。
すっと心が落ち着いていく。
目の前の相葉ちゃん。
向こうで和と話をしている翔君。
三人で。
俺と和のために相談しあってくれて。
ここを用意してくれて。
サプライズにするために・・・いろいろ考えたに違いない。
時間と労力を使って・・・。
いや・・・きっとここだって無料って訳じゃないし。
あのコテージだってそう。
この辺りを・・・貸し切ってくれたってこと・・・でしょ?
「ホントは俺迎えに行く係だったんだけど。」
「・・・ぅん。」
「ニノちゃんに迫られたらサプライズばれちゃいそうで・・・。」
「・・・あぁ///。」
「翔ちゃんも『俺無理。』とか言うからさぁ。」
「翔君///。」
「だから松潤に・・・ぁ・・・リーダーちょっとさぁ・・・これ使って。」
「・・・?」
「髪・・・少し整えた方がいいよ///せっかくだから。」
「・・・ぁ・・・うん。」
ブラシとドライヤーを渡され。
隅っこの方で髪を直す。
和は。
・・・。
・・・。
和も同じように髪を整えている。
こんな・・・教会で二人・・・お互いに。
端っこで髪を整えている姿が。
なんか・・・もう笑えて。
俺たちらしくて。
手作り感があって・・・いいなって思って。
・・・。
・・・。
これから起こることはきっと。
一生忘れられない出来事になるんだろうな・・・と。
そう思って。
少し緊張してきた。
二人ともこちらへ
松潤の厳かな声で。
俺と和が祭壇の前に立ち。
松潤を見上げる。
少しの緊張。
すっと隣の和が。
俺に体を寄せる。
触れる肩。
いつもの距離。
触れたから・・・きゅっと手を握ると。
同じくらいの強さで握り返してくれる和。
そんなことで。
愛情を・・・再確認できる。
愛してる。
愛されている。
満たされる心。
幸せ。
「・・・。」
松潤が。
手元の本のようなものを見ているんだけど。
一向に何も言わない。
俺の近くの相葉ちゃんと。
和の近くの翔君から。
少しのとまどいが感じられる。
って言うか松潤。
・・・どうした?
「・・・あ~・・・。」
突然松潤が。
上を向いて声を出した。
「なんか俺・・・やっぱちょっと無理だわ。」
すっと。
顔を下げ俺を見たその瞳が。
潤んでいる。
「練習したけど・・・。」
ぐしゅっと。
鼻をすする。
「なんか無理。」
目をこする松潤。
嵐の末っ子。
・・・。
・・・。
こんなにも。
心寄せてくれるなんて。
「じゃあさ。三人でやろ♪」
「は?」
すっと。
相葉ちゃんが・・・驚き顔の翔君の腕を取ると。
祭壇の松潤へと向かい左右からはさんで立った。
なぜか。
きゅうきゅうにくっついて。
そして言う。
「これもさ・・・いらないよね。」
松潤が持っていた本?みたいなのを奪うと。
さっと・・・すぐ横の机の上に置く。
そして・・・相葉ちゃんが言った。
「じゃあ俺から言うよ。えと・・・リーダー。」
「ぇ・・・あ・・・はい。」
「リーダーは。どんな時も・・・病める時も健やかな時も・・・それから・・・晴れの日も雨の日も。」
「ぇ///雨の日・・・?」
「あとは・・・あ・・・釣りに行ってても絵を描いてても・・・キャンプ行ってても。」
「・・・キャンプって///。」
「ずっと・・・ニノちゃんのことを忘れず。」
「・・・。」
「いつも一番に考え。」
「・・・。」
「ちゃんとずっと・・・愛してあげますか?」
「・・・。」
なんだそれ///と。
笑いそうになって。
って言うか・・・和がもう隣でクスクス笑っている。
松潤も・・・ちょっと笑ってて。
翔君は・・・まだ少し状況が飲み込めずに。
とまどったような・・・微妙な顔をしている。
多分・・・次は俺か?・・・って。
嫌な予感がしているんだと思う。
つづく
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ありがとうございました。
毎日20時に更新予定です///♡
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