この身を捧げよう⑲ | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

一緒に暮らしているリアル妄想の大宮さんのBL物語です。

 

では・・・どぞ///。

 

 

~*~*~*~*~*~

 

 

Side.O

 


「ぁ・・・ちょ///行かないでリーダー///待って///。」

「なんで。」

「やっぱほら・・・こう・・・大事でしょ?気持ちとか。」

「・・・。」

「もう始まるから式。」

「・・・。」

「この日のために松潤練習してくれたんだよ?」

「・・・。」



見ると。

法衣を羽織った松潤が。

何か持っていて。

真ん中の祭壇のところに立っている。

牧師役・・・か?

でも。

明らかに緊張しているのが見えて。

だって松潤は緊張しぃだから・・・。

・・・。

・・・。

すっと心が落ち着いていく。

目の前の相葉ちゃん。

向こうで和と話をしている翔君。

三人で。

俺と和のために相談しあってくれて。

ここを用意してくれて。

サプライズにするために・・・いろいろ考えたに違いない。

時間と労力を使って・・・。

いや・・・きっとここだって無料って訳じゃないし。

あのコテージだってそう。

この辺りを・・・貸し切ってくれたってこと・・・でしょ?





















「ホントは俺迎えに行く係だったんだけど。」

「・・・ぅん。」

「ニノちゃんに迫られたらサプライズばれちゃいそうで・・・。」

「・・・あぁ///。」

「翔ちゃんも『俺無理。』とか言うからさぁ。」

「翔君///。」

「だから松潤に・・・ぁ・・・リーダーちょっとさぁ・・・これ使って。」

「・・・?」

「髪・・・少し整えた方がいいよ///せっかくだから。」

「・・・ぁ・・・うん。」



ブラシとドライヤーを渡され。

隅っこの方で髪を直す。

和は。

・・・。

・・・。

和も同じように髪を整えている。

こんな・・・教会で二人・・・お互いに。

端っこで髪を整えている姿が。

なんか・・・もう笑えて。

俺たちらしくて。

手作り感があって・・・いいなって思って。

・・・。

・・・。

これから起こることはきっと。

一生忘れられない出来事になるんだろうな・・・と。

そう思って。

少し緊張してきた。























   二人ともこちらへ



松潤の厳かな声で。

俺と和が祭壇の前に立ち。

松潤を見上げる。

少しの緊張。

すっと隣の和が。

俺に体を寄せる。

触れる肩。

いつもの距離。

触れたから・・・きゅっと手を握ると。

同じくらいの強さで握り返してくれる和。

そんなことで。

愛情を・・・再確認できる。

愛してる。

愛されている。

満たされる心。

幸せ。






















「・・・。」



松潤が。

手元の本のようなものを見ているんだけど。

一向に何も言わない。

俺の近くの相葉ちゃんと。

和の近くの翔君から。

少しのとまどいが感じられる。

って言うか松潤。

・・・どうした?



「・・・あ~・・・。」



突然松潤が。

上を向いて声を出した。



「なんか俺・・・やっぱちょっと無理だわ。」



すっと。

顔を下げ俺を見たその瞳が。

潤んでいる。



「練習したけど・・・。」



ぐしゅっと。

鼻をすする。



「なんか無理。」



目をこする松潤。

嵐の末っ子。

・・・。

・・・。

こんなにも。

心寄せてくれるなんて。


















「じゃあさ。三人でやろ♪」

「は?」



すっと。

相葉ちゃんが・・・驚き顔の翔君の腕を取ると。

祭壇の松潤へと向かい左右からはさんで立った。

なぜか。

きゅうきゅうにくっついて。

そして言う。



「これもさ・・・いらないよね。」



松潤が持っていた本?みたいなのを奪うと。

さっと・・・すぐ横の机の上に置く。

そして・・・相葉ちゃんが言った。




















「じゃあ俺から言うよ。えと・・・リーダー。」

「ぇ・・・あ・・・はい。」

「リーダーは。どんな時も・・・病める時も健やかな時も・・・それから・・・晴れの日も雨の日も。」

「ぇ///雨の日・・・?」

「あとは・・・あ・・・釣りに行ってても絵を描いてても・・・キャンプ行ってても。」

「・・・キャンプって///。」

「ずっと・・・ニノちゃんのことを忘れず。」

「・・・。」

「いつも一番に考え。」

「・・・。」

「ちゃんとずっと・・・愛してあげますか?」

「・・・。」



なんだそれ///と。

笑いそうになって。

って言うか・・・和がもう隣でクスクス笑っている。

松潤も・・・ちょっと笑ってて。

翔君は・・・まだ少し状況が飲み込めずに。

とまどったような・・・微妙な顔をしている。

多分・・・次は俺か?・・・って。

嫌な予感がしているんだと思う。



 

 

 

 

つづく

~*~*~*~*~*~

 

ありがとうございました。

 

毎日20時に更新予定です///♡

 

 

 

 

 

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