この身を捧げよう⑬ | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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一緒に暮らしているリアル妄想の大宮さんのBL物語です。

 

では・・・どぞ///。

 

 

~*~*~*~*~*~

 

 

 Side.N

 




でも一瞬考えて。

翔ちゃんと相葉さんと潤君を見て。

そして思う。

この人達が・・・例えば俺と智に何か隠していたとしても。

俺たちを悪いようにするはずはなくて。


・・・。


・・・。

だって・・・前に。

TOKIO兄さんたちとの収録で。

俺がだまされて・・・クリーム砲あびた時だって。

この人達・・・四人とも。

めっちゃ複雑な顔してたし。

バラエティだから。

あれはあれで正解だったのに。

翔ちゃんは「マジでごめん。」って俺に謝って。

相葉さんなんて「俺があびればよかった。」なんて言ってしょげてて。

潤君にいたっては「ああいう企画はどうかと思う。」なんて・・・軽くキレてて。

智は・・・この人は。

見るからにへこんでた。

クリーム砲をあびた俺よりもへこんでた。

こういう人達なのよ・・・嵐って。

だから・・・まあ・・・今回の俺の違和感も。

別にいいかって・・・思う。

なにかひっかけられたとしても。

本質的な部分で・・・悪いことはないはずだから。

ただ。

相葉さんだけは。

あのことを相談していたから・・・だから。

なんか変なこと言いださないよね?・・・と。

ちょっとそこを気にしていた。



















打ち合わせが終わり・・・到着した軽井沢。

俺と智は・・・マネージャーの運転するバンで移動。

辺りはもう・・・すでに暗くなり始めていて。

もう・・・夜に近い時間。

他の三人は打ち合わせの後に少し仕事があるらしく。

それが終わり次第合流する形になるらしい。

五人そろったらカメラを回す・・・と言われ。

それまでは与えられたコテージで休憩。

とりあえず軽く1時間は・・・確実に自由にできますと言われたけど

当然・・・外へは出られずに部屋の中で待機だ。

まあ俺たちからしてみたら・・・1時間なんてあっという間だけどね。

智は・・・部屋の中を見てまわってる。

置かれている調度品とか・・・壁にかけられた絵とか。

手に取れるものは手に取って。

じっくりと見ている。

これは・・・いつものこと。

この人は・・・ね。

全部見ないと気が済まない人で。

いつもは・・・そんな時間的余裕がないことが多いから。

あきらめているみたいなんだけど。

今だって・・・壁に飾ってある絵を。

もうじっと・・・微動だにせずに見ているし。

ホントはね・・・いろんなことに興味のある人なのよ。

俺は・・・たいていテーブルの上に置いてある施設案内みたいなのを見て。

wi-fiが飛んでるか確認して。

んで・・・接続したら。

手近なとこに座ってさ。

すぐゲームやり始める。

それもいつものこと。




















しばらく・・・ゲームをやっていたけど。



「・・・和・・・。」



向こうの部屋から俺を呼ぶ智の声が聞こえ。

ゲーム画面を開いたままのスマホを持って・・・声のする方に移動する。

智がいたのは・・・薄暗い寝室。

キレイにセットされたベッドが二つ並んでいて。

電気もつけず・・・智はその部屋の窓のところにいた。



「どしたの?」

「見て・・・外。」

「・・・ぁ・・・へぇ・・・。」

「・・・。」



少しだけあけたカーテンから覗く窓の外は・・・木々がうっそうと生い茂っていて。

このコテージから・・・奥へと細い道が続いている。

どこへ続いているのか・・・道が曲がっているのでよくは見えないんだけど・・・でも。

その道添いに。

小さなランプが・・・多分街灯代わりなんだろうけど・・・転々と置かれていて。

そのオレンジの明かりが幻想的で。

あたたかな・・・神秘的な風景が広がっている。



「ランタン・・・かな。」

「・・・へぇ・・・きれいだね。」

「・・・ん。」

「さすが軽井沢・・・ロマンチックだよね。」

「・・・。」



智はじっと。

窓辺に立って。

微動だにせずに見つめているから。

俺は。

すすっと・・・下がり。

ベッドにぽん・・・と座って。

ゲームをちょっと・・・操作して終え。

改めて・・・智の後ろ姿をじっと見つめた。






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つづく

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ありがとうございました。

 

毎日20時に更新予定です///♡

 

 

 

 

 

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