【超嵐】~大宮~シルバーリング① | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

こんばんは。

 

 

 

 

 

初めまして・・・の方も。

 

いつも来てるよ・・・の方も。

 

来てくださってありがとうございます♪

 

 

 

 

 

 

 

またまた・・・企画参加でございます///。

 

R所長。

 

R*さん。

 

お世話になります///。

 

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「Love Rainbow」も完結していなくて///。

 

「Hit the floor」も連載中でして。

 

書けるかしら・・・と不安いっぱいだったのですが。

 

なんとか書き上がりました///。

 

が・・・実は続編でございます。

 

どうしても・・・この曲を聞くと思い浮かぶ二人がおりまして。

 

なので・・・書かせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつもご訪問いただいていらっしゃる方は。

 

つい最近の再UPで気づかれた方もいらっしゃるかも・・・ですね///。

 

初めまして・・・の方でも。

 

お楽しみいただけるように書いたつもりではありますが。

 

もしお時間とご興味おありでしたら。

 

本編からお楽しみいただけたら嬉しいです///。

 

 

本編は→「春嵐」

 

続編は→「六月の二人」

 

続々編は→ 「八月の恋人たち」

 

続続々編→「十一月の想い人たち」

 

(途中限定記事がありますのでアメンバーさんも募集いたします///。)

 

 

 

ではでは。

 

8時12時16時更新の・・・本日完結の短編です///♪

 

 

~*~*~*~*~*~*~*~*~

 


 

君に似合いそうなシルバーリングを買った
待ち合わせまであと15分

 

 

 

大野さんとの待ち合わせにギリギリになりそうで。

 

僕は・・・人の間を縫うようにして小走りに進んでいた。

 

今日は。

 

櫻井さんと相葉さんと潤君が。

 

うちに来る日だった。

 

五人での・・・お祝いパーティ。

 

大野さんとの待ち合わせは。

 

そのためのお夕飯の買い出し。

 

と言っても・・・おつゆ(?)は潤君が作って持ってきてくれるから。

 

僕と大野さんが買うのは具材だけ。

 

お酒の類は櫻井さんと相葉さんが買ってきてくれるし。

 

みんなそれぞれ持ち寄って・・・大野さんと僕の家に集結って形になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう。

 

すっかり秋も深まり。

 

こうして日が落ちると冬の気配すら感じるくらい。

 

うっすらとした寒さが・・・服を通じて肌にしみいる。

 

町の中心に出てきた。

 

人が多い。

 

週末だからかな・・・なんて思いながら。

 

赤信号になった交差点にさしかかり。

 

ふと・・・向こう側を見ると。

 

・・・。

 

・・・。

 

大野さんがいた。

 

待ち合わせ場所に・・・立っている大野さん。

 

もう。

 

僕より先に・・・僕を見つけたみたいで。

 

じっと。


僕を見ている。


軽く開いた足。


左右の足に均等に体重をかける大野さん独特な立ち姿。


ポケットに手をいれていて。


ただじっと・・・僕を見ている。


一瞬・・・やっぱりかっこいいな・・・と見惚れ。


そして・・・はっとなって///手を振った。


信号が青に変わり。


大野さんの元へと・・・自然に駆けだす僕。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


喧噪の中で俺に手を振り交差点
嬉しそうに駆けだす君

 


「ごめんなさい。待ちました?」


「いや・・・今来たとこ。」


「ウソ///。」


「フフ・・・ウソ。ちょっと前に来た。」


「もう・・・なんでウソつくんですか///。」


「フフ・・・///。」

 

 

 

照れくさそうに。


下を向いて・・・優しく笑う大野さん。


そんな大野さんの笑顔を見るだけで僕は。


心が・・・ふわっと温かくなるんだ。

 

相変わらず無口な大野さんだけど。

 

時々こんな冗談も言ったりして楽しく過ごしながら。

 

僕と大野さんは・・・もう二人で何度目かの秋を迎えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


スーパーで買い物をして。


家へと帰る道すがら。


ふっと・・・交差点に止まった時に。


大野さんの右側へと移動する。


チラ・・・と僕を見る大野さん。


多分・・・気づいている。


僕がいつも大野さんの右側を歩くことを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


特に大きな意味はないんだけど・・・でも。


時々・・・人が少ない夜とかに。

 

裏通りで。


手をつないで歩いたりすることがあって。


そんな時に。


左利きの僕は。


大野さんに左手を預けることに・・・すごく安心感があるんだ。


普通は・・・利き手が自由にならないから。


利き手とは反対の方で手をつなぐのかもしれないけど・・・でも。


僕は。


大野さんに左手を。

 

利き手を預けるのが・・・大好きだった///。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


道を歩けばいつも
俺の右側を歩きたがるんだね

 

 

「ぇ・・・?何か言いました?」


「・・・いや・・・。」


「・・・。」


「裏から帰ろうか。」


「・・・はぃ///。」

 

 

 

そして今。


まさに・・・人がいない裏通り。


薄暗くなってきたから・・・だから。


すっと・・・手を繋いだ。


どちらからともなく繋ぐ手。


温かいとか大きいとか。

 

大野さんの手の印象はたくさんあるんだけど。

 

でも一番感じるのは癒し・・・そして愛情。

 

すっと・・・優しく。

 

握られる・・・と言うよりは包まれる感覚。

 

僕は・・・こうして。

 

大野さんと一緒に手をつないで歩くのが・・・本当に大好きだった。

 

 

「ぁ・・・。」

 

「・・・ん?」

 

「金木犀の匂い・・・。」

 

「・・・。」

 

「金木犀の匂いって・・・秋を感じさせますよね。」

 

「・・・そぅ・・・?」

 

「はい。こっちかなぁ・・・ぁ・・・あっち・・・?」

 

「・・・。」

 

「・・・あ・・・あった・・・金木犀。」

 

「・・・。」

 

「フフ・・・いい匂い。」

 

「ん。」

 

「金木犀って・・・不思議なんですよ。」

 

「・・・?」

 

「普通は・・・食べるなら実を食べますよね。植物って。」

 

「・・・ぅん。」

 

「でも金木犀は花を食べるんです。」

 

「へ・・・ぇ・・・。」

 

「食べるって言うか・・・厳密には食べるというよりは漬けたり混ぜたりするんですけど・・・。」

 

「・・・。」

 

「ぁ・・・桂花陳酒・・・知ってますよね?これは白ワインに金木犀の花をつけたものだし。」

 

「・・・。」

 

「茶葉に混ぜて桂花茶にしたり・・・煮て香料にしたりもするし・・・。」

 

「・・・。」

 

「花の香りがとにかくいいから・・・だからそういう使われ方を・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「ぁ・・・またしゃべりすぎちゃった///。」

 

「いいよ。」

 

 

 

そう言うと大野さんは。

 

つないだ手をくいっと引っ張り。

 

そして。

 

僕の頬にすっと。

 

触れるだけのキスをくれたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


家で準備をしていると。

 

相葉さんと櫻井さんがやってきた。

 

あ・・・そうそうこの二人はなんと。

 

お付き合いをしている///。

 

以前・・・二人とも潤君のことが好きになっちゃって。

 

二人同時に告白して・・・ふられて。

 

その後・・・二人で慰め合いながら飲んだ時から・・・距離がぐぐっと近づいて。

 

気づいたら。

 

付き合ってたんだって。

 

って言うか。

 

気づいたら付き合ってたとか・・・ある///?

 

潤君と会うのとか。

 

きまずくないのかなって思ったこともあったけど。

 

もうそれはそれで・・・終わった話みたいで。

 

今では・・・五人すごく仲良くやっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ニノちゃん。これ。氷も買ってきた。」

 

「買ってきた・・・の?」

 

「そう。かちわり氷。翔ちゃんねぇ・・・これが好きなんだよ。」

 

「・・・へぇ・・・。」

 

「・・・これでウイスキーをさ。ロックとかで飲むの。」

 

「・・・。」

 

「大人でしょ///?」

 

「・・・ぅん・・・。」

 

 

のろけてるのかな・・・?

 

ちょっと独特なのろけ方だけど///。

 

まあ・・・ね。

 

こういう話って。

 

なかなか人にはできないから。

 

だから・・・うん。

 

のろけてもいいんだけど///。

 

僕は・・・ちょっと。

 

やっぱり恥ずかしいかな。

 

って言うか・・・ね。

 

大野さんの良さとか。

 

二人でいる時の大野さんのこととか。

 

あんまり・・・人に言いたいくないっていうか・・・なんて言うか///。

 

僕だけの大野さんだから。

 

だから・・・。

 

あんまり言いたくない・・・かな///。

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

..