十一月の想い人たち㉒ | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

案内された席は。

 

角のスペースで・・・他の窓際の席よりも少し広い作りになっている。

 

ありがとうございます・・・と斉藤さんにお礼を言い。

 

大野さんがビールを頼むから。

 

僕も同じ物を頼んだ。

 

座ろうとした僕は。

 

その・・・ソファの柔らかに体が埋まり。

 

バランスを崩して大野さんに寄りかかってしまった///。

 

 

 

「わ・・・ぁ・・・フカフカ///。」

 

「ん。」

 

 

 

大野さんの膝の上に軽く崩れた僕を。

 

甘く優しい瞳で見つめてくれて。

 

起こしてくれると同時に・・・するりとその唇が僕の頬をかすめた。

 

甘い時間が・・・もう始まっていることに。

 

ドキドキする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

窓ガラスには角度がついていて。

 

僕達の姿は映らない。

 

ただただ・・・眼の前には夜景が広がっていて。

 

ソファの上の手は・・・つながれていて。

 

しばらくその夜景を2人で見ていた。

 

少しして・・・背が高くて細いグラスに注がれたビールが運ばれてくる。

 

それをもって乾杯する。

 

 

 

「大野さん。」

 

「・・・。」

 

「お誕生日・・・おめでとうございます。」

 

「ありがとう。」

 

 

 

そう言うと・・・キレイなビールグラスを軽くあて。

 

そして・・・見つめ合ったまま・・・コクンと飲んだ。

 

 

 

「プレゼントなんですけど・・・。」

 

「・・・ん。」

 

 

 

チラリと思いだす。

 

大野さんが・・・僕が買ったカーテンを知ってるって。

 

昨夜相葉さんから聞いたこと・・・思いだす。

 

でも・・・知らないフリをし通す。

 

 

 

「家に・・・大野さんの家に置いてあるので・・・。」

 

「・・・。」

 

「帰ったら渡しますね。」

 

「・・・うん・・・ありがとう。」

 

「・・・いえ・・・。」

 

「・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すっと・・・腕時計を見る。

 

大野さんに買ってもらった時計。

 

相葉さんの言葉を思い出す。

 

普通プレゼントは身に着ける物を買う・・・ってこと。

 

僕が買って来た今までの大野さんへのプレゼントは。

 

ちょっと的外れだったのかもしれない。

 

でもホント・・・一緒に暮したいから買った訳じゃなくて///。

 

あ・・・一緒には暮らしたいけど。

 

それとこれとは別で。

 

だからあのプレゼントを選んだ訳じゃなくて・・・。

 

・・・。

 

・・・。

 

大野さんは・・・そのことに気づいてないみたいだけど。

 

僕だって・・・ゆくゆくはそうなったらいいなって思ってるだけで。

 

今すぐどうこうとか・・・は考えてるわけじゃなくて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうね。

 

僕達・・・2年半も付き合ってるんだけど。

 

前に潤君が予想した通り・・・いろんなことがスローで///。

 

・・・あ。

 

潤君。

 

 

 

「あ・・・。」

 

「・・・ん?」

 

「そう言えば今日・・・会ってますよね三人で。」

 

「ぁ・・・うん・・・。」

 

「今日潤君に会えてないんです。だから・・・何も話ができなくて・・・。」

 

「相葉はずっとソワソワしてたよ。」

 

「なんか・・・想像できる///。」

 

「翔君と二人で何か相談してた。」

 

「仲いいですね・・・本来なら恋敵なのに。」

 

「お互いがんばろうって握手してたよ。」

 

「変な関係///今もう・・・とっくに話してますよね三人できっと。」

 

「そうだね。」

 

「・・・どうなったんだろう。」

 

 

 

 

 

なんて。

 

三人の事考えていたら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブブ ブブ

 

 

 

・・・と。

 

ポケットのスマホが鳴る。

 

え・・・と思って取り出すと。

 

相葉さんからの着信だった。

 

ここのラブチェアは・・・・スマホでの通話がOKになっている。

 

周りの人とは距離があって声が聞こえないから。

 

だから・・・この場で話ができる。

 

でも。

 

今は大野さんと・・・。

 

・・・。

 

・・・。

 

え。

 

大野さんがポケットからスマホを取り出す。

 

大野さんにも電話がかかってきたみたいで・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「翔君からだ。」

 

「僕は相葉さんから・・・。」

 

「出よう。」

 

「はい。」

 

 

 

ほぼ同時に。

 

通話を押し。

 

大きなソファーの端と端へ体を向け・・・僕は大野さんに背を向けた。

 

他の席に聞こえない・・・とはいえ。

 

ちょっとヒソヒソ声で話す。

 

 

 

 

.

 

 

 

つづく

 

〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

作者のナツコです。

 

読んでくださって、ありがとうございました。

 

お話はまだまだ続きます。

 

毎日8時20時に更新の予定でございます。

 

あちらへは終話後に一気にアップさせていただきますね。

 

最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪

 

また今後・・・ですが。

 

お話更新中のコメントにつきましては。

 

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お返事が時差になってしまう可能性がありますので///。

 

ご了承いただけたら・・・と思ってます。

 

もちろん。

 

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