大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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「あの・・・櫻井さん。」
「・・・ん?」
「その・・・昨夜・・・なんですけど・・・。」
「・・・ぅん。」
「えと・・・潤君と三人で・・・相葉さんと・・・。」
「・・・。」
「何か・・・あの・・・帰る時に・・・その・・・」
「・・・。」
じっと。
僕を見つめる櫻井さん。
話の途中で。
僕は何を聞いているのかわからなくなっちゃって///。
なんか・・・櫻井さんに聞く事じゃないか・・・なんて思い始めて。
やっぱりやめよう・・・と。
そう・・・思った・・・ら。
「あ~///あのさ・・・お花屋さん。」
そう言うと。
櫻井さんが・・・くしゃっと後ろ頭をかき。
ずんっと僕に近づいてきた。
そしてすごくさりげなく・・・すっと僕の肩を抱くと。
そのまま・・壁の方を向いて。
壁際で。
急に・・・コソコソと話始めた。
誰もいないし薄暗いんだから。
こんな風にしなくてもいいのに。
「あのね。あの・・・さ・・・。」
「・・・はい。」
「その・・・ほら・・・松本君?のこと・・・なんだけど・・・。」
「潤君?」
「ちょ///声大きいから///。」
ぐいっと抱き込まれ。
ほぼほぼ・・・櫻井さんの腕の中に入りこみ。
顔がぐぐっと近づく。
ふわっと香る・・・コロンの香り。
壁にも・・・もっともっと近づき。
視界が暗くなる。
だから///誰も・・・聞いてないと思うけど・・・。
って言うか櫻井さんも潤君のことなの?
櫻井さんの声が・・・コソコソからヒソヒソ声になる。
「その・・・ね・・・松本君なんだけど・・・。」
「・・・はい・・・。」
「なんか・・・別れたんでしょ?彼女と先月。」
「そうです。」
「・・・そっか・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・でも・・・それがどうし・・・」
「あのさ・・・松本君ってさ。」
「・・・はい。」
「・・・その・・・まああの・・・男同士・・・とか・・・?」
「・・・はい?」
「や・・・ぁ///うん・・・だから・・・あの・・・。」
「・・・。」
「あ・・・だからさ///その・・・お花屋さんと智君みたいな・・・。」
「・・・?」
「そういうその・・・付き合いっての?」
「・・・。」
「・・・あり・・・なのかなぁ・・・って・・・。」
「・・・ぇ・・・?」
え。
・・・え?
それ・・・って・・・。
それってつまり・・・
「ぇ・・・櫻井さん・・・もしかして潤君のこと・・・」
「や///いや・・・そうじゃなくて///あ・・・いや・・・そうって言うか・・・。」
「・・・え。」
「や///だからつまりさ・・・そういう・・・っ・・・いってぇ!」
「・・・!」
一瞬の出来事。
櫻井さんがぐぐっと・・・壁に押しつけられた。
その後ろにぴったりとくっついているのは・・・大野さん。
櫻井さんの腕を後ろ手にねじり上げている。
なんか・・・ぇ・・・ちょっとデジャブ。
って言うかいつの間に・・・?
「痛い痛いっ!」
「・・・。」
櫻井さんを見下ろすようにして見ている大野さんが。
その顔が真顔で。
冗談でやってるんじゃないってわかって。
一瞬で空気が冷える。
チラリと見えた瞳からは・・・全然温度が感じられなくて。
でも・・・そんな本気の大野さんを見たら。
・・・。
・・・。
僕に対する独占欲を感じて。
こんな時なのに・・・体の奥がゾクってして。
熱い吐息が漏れる。
この人が・・・この僕にこんな風になるなんてって・・・そう思ったら。
思わず・・・なんかふらつきそうで。
無意識にきゅっと手を握りしめていた。
つづく
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作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はまだまだ続きます。
毎日8時20時に更新の予定でございます。
あちらへは終話後に一気にアップさせていただきますね。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪
また今後・・・ですが。
お話更新中のコメントにつきましては。
お返事お休みさせていただきたいと思っております。
ネタバレの危険と///。
お返事が時差になってしまう可能性がありますので///。
ご了承いただけたら・・・と思ってます。
もちろん。
頂けるコメントはとても嬉しく拝見いたします♡