こちらは大宮さんBL物語です。
苦手な方はご注意を///。
こちらは続編です。
本編はこちらからどうぞ♪
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「きゃっきゃ言ってんのよ。コンビニでも。」
「・・・。」
「総務の中島君がかっこいいとかさ。」
「・・・。」
「宅配業者の長瀬さんがかっこいいとか。」
「・・・。」
「潤君はかなり人気だし。」
「・・・。」
「翔ちゃんや雅紀の名前も出る。」
「・・・。」
「もちろん先輩の名前もね。」
「・・・。」
軽く睨まれる。
いや・・・俺から言わせれば。
ニノの噂も聞くけど?
「だからさぁ。」
「・・・。」
「先輩にはさぁ。」
「・・・。」
「恋人いるって顔してほしいのよぉ。」
「・・・。」
それは。
どんな顔・・・?
すっと・・・自然にニノが。
俺の指に指を絡める。
「うーさんに今日言われたからじゃないよ。」
「・・・。」
「前から思ってたし。」
「・・・。」
「それで俺・・・シャンプー変えてもらったんだし。」
「・・・。」
「ネクタイとかハンカチとかもさ・・・ほら・・・趣味を変えればさ。」
「・・・。」
「気づくじゃん女子って・・・あ・・・彼女できたんだ・・・みたいな。」
「・・・。」
そんなもんなのか?
気づくのか?
って言うかニノ・・・そんな事考えてたのか。
そこまで。
考えてたのか。
俺の事を。
「そうすれば・・・ちょっかいかけてこないかなって思ってさ。」
「・・・。」
「でも今日うーさんの話聞いて・・・ダメ押ししなくちゃって思って。」
「・・・。」
「だから・・・お弁当なの。」
「・・・。」
「手作りのさ・・・ちゃんとしたお弁当持って行けばさ・・・。」
「・・・。」
「ほぼ完璧でしょ?」
「・・・。」
自慢気に・・・くん・・・とあごを上向きにして言うニノ。
かわいいな。
かわいい。
何がほぼ完璧なのか・・・もう。
あんまりよくわからないけど・・・でも。
・・・。
・・・。
ニノがかわいい。
ずっとずっと。
そんな風にして俺の事考えてるのか・・・って思うと。
もうさ。
「ニノ・・・。」
ちゅっと口づけた。
でも。
一度じゃ足りなくて。
その細い首を引き寄せ。
ちゅっちゅっと・・・柔らかい唇に何度も触れ。
そのまま・・・するっと舌を滑りこませニノのソレと絡めた。
ニノの手が・・・俺の首にまわる。
引き寄せ引き寄せられ。
バランスを崩しそうになりながら・・・その背に手を添え。
ぎゅっと抱きしめた。
でも。
ぐぐっと・・・ニノが俺に乗り上げた拍子にテーブルに体があたり。
その音に二人で慌てる。
同時に振り向き・・・テーブルの上のグラスを確認する。
一瞬の静けさ。
互いにテーブルの上の無事を確認して・・・から。
軽く顔を見合わせて笑い合う。
と・・・そのままの軽いノリでニノが言った。
「シ ちゃう?このまま。」
いたずらっ子のような顔。
半分本気・・・半分冗談みたいに言う。
今までさんざん俺が断わってきたから・・・だから。
あんまり本気で誘ってないのがわかった。
そんなニノに・・・申し訳なくて。
俺は即答した。
「うん。 シ よう。」
「・・・ぇ。」
びっくり顔のニノ。
そんな・・・まぬけな顔するんだ・・・って言うくらい。
目がまんまるで口もあいてて。
でも。
やっぱりかわいくてたまらない。
「シ よう。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・へ・・・ぇ・・・。」
「・・・え?」
「そっか・・・。」
「・・・な・・・に。」
「そう言えば・・・しゃべってたよねぇ雅紀と昼に。」
「・・・。」
「ふぅ~ん・・・。」
「・・・な・・・なに///。」
さぐるように・・・上目づかいに俺を覗き込むニノ。
なぜか。
何も悪いことしていないのに。
目が合わせられない。
・・・。
・・・。
いろいろと。
ばれた気がする。
もしかしてこれは。
俺だけじゃなくて。
雅紀君にも・・・やばいことなのか?
「ヤ・・・でも俺は///」
「フフ・・・ぅん・・・ シ よ。」
「・・・ニノ・・・。」
「先輩の気が変わらないうちに。」
「・・・変わらないよもう。」
「・・・そう?やっぱりやめた・・・とか言わない?」
「言わないよ。俺だって シ たかったんだし。」
「・・・へぇ・・・。」
「・・・。」
「我慢なんてしなくていいのに。」
するっと。
頬をなでられる。
優しく微笑むニノ。
そうだな・・・もう。
我慢なんてしなくていいんだもんな。
俺は・・・そんなニノにもう一度口づけた。
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つづく
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毎日0時8時16時の更新です。
少しですが・・・その後のsugarの二人。
楽しんでいただけたら嬉しいです♪