大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
あちらで書かせていただいたShortStoryです。
「over」のアンサーストーリーです。
「over」はこちらからどうぞ///→「over」
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~Side.N~
「『好きだ。』・・・ねえ・・・。」
「///。」
「やっぱり直球はぐっとくるよね。」
「そう・・・ですね///。」
「好きだ・・・か。」
「・・・。」
「まっすぐな人・・・なんだね。」
「・・・はい・・・。」
そう。
まっすぐで・・・そしてとても素敵な人。
だから。
もしかしたら。
もう・・・すでに。
誰か・・・が。
隣にいるかもしれない。
待たなくてもいいから・・・と。
僕・・・言ったし。
・・・。
・・・。
言わなければよかった。
あんな言葉。
でも。
・・・。
・・・。
あの人の3年間を。
僕のためにちょうだい・・・なんて言えなかった。
そんな事。
言えない。
言えないよ。
「あ~・・・思い出したの?」
「・・・っ・・・っく・・・。」
「・・・切ないね。」
「ひ・・・っく・・・。」
「じゃあ・・・今日は俺が・・・。」
「・・・。」
「その・・・智の代わりをしてあげる。」
「・・・ぇ・・・。」
「ぁ・・・大丈夫・・・襲ったりはしないから。」
「・・・。」
「人肌・・・恋しい時って・・・あるよね。」
「・・・。」
そっと近づいてきたタツヤさん。
そして。
僕を。
静かに抱きしめた。
「これは・・・友情。」
「・・・。」
「俺の・・・和君への友情だからね。」
「・・・。」
「へこんで泣いている大事な友人を・・・元気づけるためのモノ。」
「・・・。」
「だから・・・智に後ろめたい思いも持たなくていいからね。」
どこまでも・・・優しいタツヤさん。
抱きしめられたぬくもりが。
懐かしくて。
すがりたくなる。
そして。
タツヤさんに抱きしめられて気づく。
僕は・・・こんなにも。
包まれることを願っていたんだ・・・と。
寂しくて。
寂しくて寂しくて。
しかたなかったんだって。
気付いた。
一緒に寝よう・・・と言われ。
絶対に襲わないから大丈夫・・・と。
そう言いながら。
二人でベッドに横になった。
智以外の人と。
こんな風にしたことなかったから。
ちょっと緊張しちゃったけど。
でも。
ぬくもりが心地いい。
「何でも言って。」
「ありがとうございます///。」
「あ・・・腕枕とか・・・する?」
「・・・ぁ・・・いい・・・ですか・・・?」
「いいよ・・・あ~緊張する///。」
「フフ///。」
すっと腕を出され。
そして・・・その腕の中に入り込んだ。
智とは違うけど・・・でも。
暖かくて。
落ち着く。
タツヤさんが・・・僕の髪をなでながら。
まるで独り言のように言う。
「俺が智なら・・・。」
「・・・。」
「絶対待つよ・・・3年間。」
「・・・。」
「こんな・・・かわいい子・・・。」
「・・・。」
「俺なら手放さない。」
「・・・。」
その言葉が。
嬉しいんだけど・・・でも。
本当の智は・・・どうなんだろう。
・・・。
・・・。
僕には苦笑いしかできなかった。
.つづく
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