starlight kiss~1 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
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大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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こんにちは♪

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいまリクエスト企画を行っております。

 

みなさまからのご参加。

 

お待ちしております♪

 

「ご参加はこちらから」

 

非公開と公開コメントのリクエストと。

 

あちらの専用拍手欄からいただいたリクエストから集計させていただきますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントでご質問いただいた方や。

 

以前書いたお話にリクエストされた方にはお返事させていただきました。

 

・・・ので。

 

企画記事のコメント欄をご覧くださいませ///。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あちらのShortStoryで書いた「starlight kiss」です。

 

この物語は初めて書いたShort Storyです♪

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

ある冬の夜の物語。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

~Side.O~

 

 

 

 

久しぶりに三人で会っている。

 

いや・・・それぞれとは時々会っていて。

 

三人でだってまあまあ会っている。

 

特に和とは意図的に・・・月に1回か2回は会っていた。

 

本当はもっと会いたかったんだけど。

 

幼馴染・・・という間柄では。

 

社会人になった今。

 

これくらいの頻度が普通なんだろうって思っていたから。

 

これで・・・我慢していた。

 

 

 

「で・・・この間見た映画のさ・・・。」

 

「ダイちゃん・・・僕もうああいうの・・・ヤダ。」

 

「悪かったよ・・・俺も知らなかったんだよ・・・あんなエグいって。」

 

 

 

和とダイスケが。

 

楽しそうに話をしている。

 

この間?

 

この間って・・・なに。

 

二人で映画でも見たの?

 

ざわっとする。

 

俺だって・・・和と二人で出かけたりしているのに。

 

同じ幼馴染のダイスケと和が。

 

一緒に出掛けているのが・・・気に入らない。

 

あ・・・もしかして。

 

家で・・・ビデオ・・・とかか?

 

だとしても。

 

それを・・・俺がとがめられるような立場でもないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺とダイスケは家が隣同士。

 

年齢も一緒だから・・・幼稚園からもうずっと一緒の。

 

本物の幼馴染だった。

 

ずっと二人一緒で。

 

就職した会社こそ違うけど。

 

どこへ行くにも何をするにも・・・とにかく一緒だった。

 

俺達が高校生の夏に。

 

隣の家に引っ越してきた和。

 

3つ歳下の和は・・・中学生だったけど・・・まだまだ全然子供に見えた。

 

不慣れだからよろしくお願いします・・・と和の母親に頼まれ。

 

商店街の祭りに・・・ダイスケと三人で行ったのが。

 

付き合いの始まりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は・・・さ。

 

和。

 

その・・・初めて会った時から・・・和に一目ぼれだったんだ。

 

もうずっと。

 

誰かを好き・・・っていう感情がわからなくて。

 

俺おかしいのかな・・・ってずっと思っていて。

 

むなしい日々を過ごしていた。

 

でも・・・和に出会って。

 

初めて愛情というモノを知ったんだ。

 

その時俺には・・・告白されて付き合い始めていた彼女がいたんだけど。

 

もうすぐに・・・別れたくらい。

 

一目で和に堕ちたんだ。

 

やっと出会えたって思ったんだよ。

 

これでもう俺は。

 

一人じゃないって思ったんだ。

 

まあ・・結果的には。

 

思いを和に伝えられる訳もなく。

 

未だに一人・・・なんだけど。

 

こんな思いは言えないからさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・し?」

 

「・・・え///。」

 

 

 

急に。

 

目の前に・・・和のかわいい顔がアップになり。

 

思わず。

 

びっくりして。

 

ちょっとだけのけぞった。

 

 

 

「智?」

 

「ぁ・・・なに///?」

 

「もう・・・聞いてなかったの?最近どんな映画見た?って聞いてんの。」

 

「あ・・・ああ・・・いや・・・最近は・・・見て・・・ないかな・・・。」

 

「そうなの?じゃあ・・・」

 

「智は映画見ないもんな。なあ和・・・今度はちゃんとリサーチするからさ。」

 

「え~ダイちゃん大丈夫?」

 

「大丈夫大丈夫。約束するから。」

 

 

 

なんて言いながら。

 

小指をたてるダイスケ。

 

・・・。

 

・・・。

 

小学生の約束でも。

 

今時そんな事しないだろ。

 

なんだろう・・・今日は。

 

やけに・・・ダイスケの言動が。

 

いちいち気になる。

 

和は。

 

ダイスケの事は・・・ダイちゃんと呼ぶのに。

 

俺の事は智・・・と呼ぶ。

 

ちょっとした優越感を。

 

ずっと感じていた・・・のに。

 

 

 

   ・・・ちょっとトイレ・・・

 

 

 

和が。

 

席を立った。

 

もう・・・そろそろ。

 

帰るような雰囲気だ。

 

いい感じで・・・三人とも飲み物がなくなった。

 

会計・・・いくらかな・・・と。

 

伝票に手を伸ばしたら。

 

その手を・・・腕を。

 

ダイスケがぐっと握って阻止した。

 

 

 

「・・・なに。」

 

「・・・俺が払うよ。」

 

「ダイスケが?いいよ・・・三人の時は・・・いつも俺とダイスケで割り勘じゃん。」

 

「・・・。」

 

「・・・。」

 

「・・・なに・・・どうしたの?」

 

「智・・・俺さ。」

 

「うん。」

 

「和に・・・告白した。」

 

「・・・ぇ・・・。」

 

「この間・・・好きだって・・・言ったんだ。」

 

「・・・。」

 

「ひく?」

 

「・・・い・・・や・・・。」

 

「まあ・・・さ・・・そういう事だから・・・。」

 

 

 

そう言って。

 

ダイスケは。

 

後ろを通ったお姉さんに。

 

お会計ね・・・と言って。

 

伝票と1万円札を渡した。

 

・・・。

 

・・・。

 

なんだよ・・・それ。

 

・・・。

 

・・・。

 

それって。

 

ありかよ。

 

なんか。

 

急に・・・一歩進まれたような気がして。

 

取り残されたされたような気がして。

 

ひゅっと。

 

心に風穴があいたように感じた。

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 .