愛情注ぐ理由はいらない~番外編3 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 


Side.N

 

 

 

じゅりちゃんは・・・まいちゃんをクールに見つめている。

 

じゅりちゃんはいつも冷静で。

 

 

 

「でもさぁまい・・・もしホントに嘘ついてたら・・・ちょっと許せないよね。」

 

「でしょ?」

 

「女なめんなよって感じだよね。」

 

「ちょっとじゅり・・・怖い///。」

 

 

 

でも・・・熱い部分もあって。

 

そう・・・じゅりちゃんは・・・もう一人の大事な僕の同い年の幼馴染に似ていた///。

 

さらにじゅりちゃんが・・・まいちゃんと話をする。

 

 

 

「あの聡って人・・・まいに愛してるとか言ってくれるの?」

 

「うん・・・言ってくれる。」

 

「まぁ・・・口では何とでも言えるけどね。」

 

「ちょっとじゅり・・・私は本心だと思ってるんだから。」

 

「それにしては浮気を疑って・・・」

 

「もうすぐね・・・二人の記念日があるの。」

 

「記念日?」

 

「そう・・・二人の記念日///。」

 

「初めてキスした日・・・的な?」

 

「フフ・・・そう///でも何の記念日かは・・・ひ・み・つ///♪」

 

「あっそ・・・で?」

 

「それもね・・・その日の事もちゃんと考えてるからって言ってくれたし。」

 

「じゃあ・・・信じればいいじゃない。」

 

「・・・そう・・・なんだけど・・・。」

 

 

 

今の僕と智の状況に似すぎていて。

 

ちょっと・・・ドキドキする。

 

記念日・・・ではないけど。

 

僕の誕生日がもうすぐだし。

 

「愛してる」って言葉も・・・言ってくれるし。

 

でも・・・聡と智は別人で。

 

今はそう。

 

聡君の方の話だから・・・だから。

 

・・・。

 

・・・。

 

黙り込む僕の隣で・・・男子二人がまいちゃんをなだめるように話を進める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「浮気って訳じゃないんじゃないかなぁ・・・。」

 

「そうだよ・・・もし嘘だったとしてもさ・・・。」

 

「そうそう。いきなり浮気に結び付けるのは乱暴だよ。」

 

「何かほら・・・何か考えてるとか・・・さ。」

 

 

 

二人とも優しいんだよね。

 

ふてくされたように口をとがらせて。

 

そうかな・・・なんて言ってるまいちゃん。

 

まいちゃんと聡君は高1の時からずっと付き合っていて。

 

大学は離れ離れになってしまっていて。

 

そんなところも僕と智に似ていた。

 

だからこそ余計に。

 

まいちゃんと聡君には上手くいっていて欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも・・・うん。

 

眉根を寄せたまいちゃんを見て思う。

 

まいちゃんの気持ち・・・わからなくもなかった。

 

もちろん僕は智の浮気とか疑ってないし・・・嘘もつかれてない。

 

だから・・・完全にまいちゃんの気持ちわかるかって言われれば・・・わからないけど・・・でも。

 

まいちゃんはちょっと今寂しいだけだと思う。

 

きっと・・ね。

 

たくさん会って。

 

その・・・愛情を確かめ合えれば。

 

あっという間に笑い合えるから。

 

だってそうでしょ?

 

愛し合ってるんだから。

 

きっと今。

 

僕もまいちゃんも聡君も。

 

大人の階段を昇ってるんだと思う。

 

環境が変わったことでの・・・付き合い方の変化。

 

高校生の時みたく・・・いつもいつも一緒にいられなくなって。

 

お互いの・・・お互いだけの時間みたいなのが増えて。

 

相手がどんな風に過ごしているのか知らない時間があって。

 

それは寂しいことだけど・・・でも。

 

きっとそれはいい変化のはずなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ・・・大学生になって2度目の春を迎えると。

 

1年の時はただただ一生懸命だったのが。

 

2年になると学校に慣れた分・・・心に余裕ができて。

 

余裕ができると・・・ね。

 

やっぱりこの会えない環境を寂しく思っちゃうんだよね。

 

大学はそれなりに楽しいけど・・・でも。

 

やっぱり。

 

愛する人のそばにいたい。

 

そう思うのは当たり前のことだもんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本人にハッキリ聞けば?」

 

 

 

じゅりちゃんが・・・またまた冷静な声で言う。

 

きりっとした眉毛が・・・意志の強さを表しているようで。

 

そんなところも・・・そう・・・潤君に似ていた。

 

 

 

「え~・・・なんて聞くの?」

 

「嘘ついてるでしょって。」

 

「もう聞いたもん。ついてないって言ってた。」

 

「じゃあそれを信じるしかないでしょ。」

 

 

 

そう。

 

言われたらそれを信じるしかない。

 

まいちゃんだってきっと。

 

信じたいんだよね。

 

二人・・・早く落ち着けばいいのにな。

 

僕と智みたいに・・・なんて///。

 

そんな事思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

.

 

 

つづく

 

 

 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~

 

 

 

 

作者のナツコです。

 

読んでくださって、ありがとうございました。

 

お話はまだまだ続きます。

 

毎日0時8時16時に更新の予定でございます。

 

最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪