「春嵐」の続編です。
大宮さんの腐のお話です。
苦手な方は。
ご注意を///♪
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返事がすぐには返ってこないから。
まだ・・・会議中なのかな・・・と。
そう思い始めた瞬間に・・・返事が返ってきた。
いつもの時間に花屋に迎えに行くから
・・・と・・・その後に続く文字。
明日飯食った後
俺んちで一緒に過ごしたい
・・・。
・・・。
・・・え・・・。
読んで・・・あせる///。
俺んち?
俺んち・・・って・・・。
大野さんの家ってこと・・・?
ぁ///。
ええ///?
ぁ・・・とうとう・・・きた///。
ぇ・・・ど・・・どうする///?
あ///。
ううん。
違う違う///。
過ごす・・・だから。
泊まる・・・とかじゃないし///。
別に・・・大野さんに下心がある訳じゃない。
っていうか。
下心・・・逆に持ってて欲しいっていうか///。
だって・・・恋人同士なんだから。
家の行き来とか当たり前で///。
あれ?当たり前じゃないかな///。
でもでも。
さっきだってそう思ってたし。
それが明日から始まるかもしれないだけで・・・。
でも・・・大野さんちは初めてだし。
あ・・・違う・・・初めてではない。
あの飲み会の後に・・・僕酔ってたけど・・・って。
そうじゃなくて///。
・・・。
・・・。
あ・・・返事。
へ・・・返事しなくちゃ///。
あわてすぎて。
スマホを落としそうになる。
かろうじて腿と手で受け止めて。
落ちつけ自分・・・と思い深呼吸を一度して。
そのまま。
夜空を見上げた。
月がなくて。
星が・・・たくさんまたたいている。
僕は。
星を見ながら大野さんを思い浮かべた。
俺んちで一緒に過ごしたい
望んでるって事・・だよね。
したいって・・・そう言ってくれてるんだから。
大野さん。
僕と一緒に過ごしたいんだ・・・ね。
今・・・どんな顔してるんだろう。
そう思ったら。
とたんに・・・波立っていた心が落ち着いていく。
今・・・どう思ってる?
僕を。
どんな思いで・・・家に誘ったの?
僕は。
僕も。
自分の望みを。
スマホに・・・打ち込んだ。
そして思い出す。
積極的にいこう・・・と決めていた事。
いざ現実になると・・・ちょっとひるむけど。
でも。
僕達は・・・恋人同士で。
つきあってるんだから。
ひるむことはないって。
そう思った。
もし・・・聞けたら・・・うん。
どうして・・・なんで。
僕を好きになったのかって事も。
ちょっと・・・聞きたい///。
いいよね・・・聞いても。
うん・・・なんだか。
何でも素直に言えそうな気がしてきた。
僕は・・・そんな事も思いながら。
でもやっぱり・・・なかなかハッキリとは言えないかもしれないから。
だから・・・ちょっと助けが必要かと思って。
明日・・・朝の早い潤君には悪いけど。
市場で買ってきてほしい花を調べて。
そして。
スマホで連絡をした。
ちょっとドキドキする感覚。
大野さんに一歩近付けそうな予感。
そんな思いにワクワクしながら。
胸いっぱいに夜風を吸い込んで。
僕はもう一度深呼吸をした。
つづく
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