大宮さんのBLのお話です。
苦手な方はご注意を///。
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「相葉さん?」
「・・・あ・・・ついた。」
「あ・・・うん・・・あ・・・ねえ・・・相葉さん!」
「どっち?」
「あ・・・右。」
「こっちね。」
「ねえ相葉さん。」
台車を押して・・・すいすいと動く相葉さん。
僕は。
ちょっと小走りになって。
相葉さんの後ろをついていった。
「ねえ!相葉さん!」
「何よ///ニノちゃん。」
「どういう意味?」
「なにが?」
「大野さん・・・僕の事が好きって・・・。」
「・・・ん?」
「相葉さんが・・・そう聞いたって言ったんだよ?」
「・・・。」
「口止めされたって・・・言ってたよね?」
「・・・。」
「大野さんマジだし・・・って・・・。」
「・・・。」
「言ってたよね?」
「・・・。」
相葉さんは無言で僕から視線をはずすと。
さっきよりもスピードを増して・・・台車を押していく。
まるで・・・僕から逃げるように見える。
僕は。
その腕を・・・ぐいっとつかんで。
動きをとめた。
「相葉さんってば!!!」
「ごめんニノちゃん。」
「・・・え?」
「あれ・・・うそ。」
「・・・はぁ?」
「全部・・・うそ。」
「・・・どう・・・いうこと・・・?」
「あ・・・でもね・・・大野さん・・・ちゃんとニノちゃんの事好きだったでしょ?」
「・・・。」
「俺の勘は当たってたって事・・・だもんね。」
だもんね・・・じゃない。
なにそれ。
どういうこと・・・なの・・・?
問いただして問いただして
やっと相葉さんが答えてくれた。
大野さんは・・・僕の事が好きだなんて一言も言ってなかったって事。
でも・・・その・・・相葉さんの勘で。
きっとそうなんだろうって思ってたって事。
だってね。
本来・・・警備員さんは。
あの警備室から勝手に出ちゃいけないんだって。
もちろん何か事件があった時は勝手に出てもいいんだけど。
駐車場の誘導と。
あと・・・休憩と。
それから巡回の時しか。
勤務中には出ちゃいけないんだって。
なのに大野さんは。
自分が主任だから・・・って。
その特権を利用して。
僕が来た時は手伝いに行くのを見て。
さらに・・・僕と櫻井さんが。
仲良く話しているのを。
イライラした様子で大野さんが見ていた事があったらしくて。
それで相葉さんは・・・間違いないって思ったんだって。
でね。
一度・・・大野さんと二人で飲みに行った時があって。
その時に・・・ベロベロに酔わせて。
そこで聞いたんだって。
大野さん・・・ニノちゃんって・・・かわいいですよね
ん
大野さんもそう思いますか?
ん
やっぱそう思いますよね・・・かわいいですよね
あの子
はい?
・・・
・・・
花に・・・話しかけるんだよ
へえ
返事もしない花にさぁ
・・・
優しく・・・話しかけるんだよ
・・・
あんなふうに
・・・
俺にも
・・・
話しかけて・・・くんないかなぁ
恥かしい///。
花に話しかけているとこ。
見られてたんだ///。
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つづく
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