ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

最終話です。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

 

 

*******************************************



Side.O




「智君。」


突然呼ばれ。

振り向くと。

そこには。

え。

な・・・んで・・・。


「翔・・・君・・・。」


そこには。

金を持ち逃げして。

俺から離れていった親友・・・・翔君がいた。
















「智君。」

「・・・。」

「ごめん。急に来て・・・。」

「・・・。」

「一言・・・言いたかったんだ。」

「・・・。」

「俺が悪かった。」

「・・・。」

「本当にすいませんでした。」

「・・・。」


深く・・・頭を下げる翔君。

状況がよく飲み込めない。

なんで。

・・・。

・・・。

ここに?

俺に。

会いにきたの・・・?



「嫉妬してたんだ。ずっと。」

「・・・。」

「智君の境遇に・・・その才能に。」

「・・・。」

「だからせいせいしたはずだったんだ。智君を傷つけて。智君と絶交して。」

「・・・。」

「なのに・・・毎晩智君の夢を見る。」

「・・・。」

「ずっと・・・なんであんなこと言ったのかって。もうずっと後悔してる。」

「・・・。」

「謝って許してもらえるようなことじゃないってわかってるけど。」

「・・・。」

「本当にごめん。」



翔君の顔が。

久しぶりに見たけど・・・やつれていて。

俺は。

この船に乗って和に救われたけど。

翔君は。

救われずにずっと・・・苦しんでいたのかもしれないと思った。















「金は全部手つかずで残ってる。」

「・・・。」

「今さら遅すぎるのは重々承知してるけど。」

「・・・。」

「全額・・・返したい。」

「・・・。」

「本当にすいませんでした。」

「・・・。」


いいよもう。

それが・・・素直な俺の気持ち。

あれだけのことされて。

会社もつぶれて。

借金を父さんに肩代わりしてもらって。

・・・なのに。

こうして翔君が謝ってくれて。

俺に会いにきてくれたことで。

戻ってきてくれたことで。

俺はもう。

充分で。

怒りなんて全然わいてこない。

そもそも。

かなり前から傾いていた会社。

翔君が金を持ち逃げしようがしまいが。

遅かれ早かれ・・・つぶれていた会社だったんだ。

翔君を恨む気は・・・そう。

最初から俺にはなかったんだ。















「翔君。」

「・・・。」

「翔君はまだ・・・俺の親友?」

「・・・。」

「・・・。」

「許されるなら。親友でいたい。」

「・・・。」


涙を浮かべた目で。

俺を・・・強く見つめる翔君。

・・・。

・・・。

翔君がこうして来てくれたことで。

過去の・・・昔の自分を取り戻したような感覚になる。

また始めたい。

翔君と。

ここから。
















「翔君。これからもよろしく。」

「許してくれるの?俺を。」

「最初から憎んでなんてない。」

「ありがとう・・・智君。」


がっつりと握手をする。

互いにじわっと浮かぶ涙。

照れ隠しのように。

ぐいっと引き寄せ。

互いにその背をパンパンと叩いた。

・・・と。


「智君・・・さっそく一ついい?」

「・・・ん?」

「あの・・・さ。」

「・・・。」

「その・・。」

「・・・。」

「智君の隣で号泣してるその子・・・紹介してくれる?俺に。」

「・・・ぇ///。」


ふと横を見ると。

嗚咽を抑えきれない和が。

口元を抑え。

ポロポロと涙を流している。


「和・・・///。」

「よかった・・・智さ・・・ん・・・仲直り・・・で・・・きて・・・ひっく。」

「・・・。」

「ぅ・・・っ・・・ひっく・・・ホント・・・よか・・・った。」

「ありがとう。和。」



くいっと。

その震える肩を抱き寄せた。

懺悔室を思い出す。

翔君のこと。

和に聞いてもらった日のことを。















「翔君。」

「・・・。」

「この子・・・和は・・・ね。」

「・・・ぅん。」



なんて話そう。

なんて伝える?

俺の親友に。

俺の大切な人を。

なんて。

伝えようか。



    ボォ・・・


汽笛が鳴る。

クルーズ船との別れの時。

そして。

俺と和との新たな世界が始まる時。

行こう。

君とAnother world。

きっと。

幸せな世界が。

待っている。




「翔君。紹介するよ。俺の天使。」




FIN



*******************************************

 

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

このお話は。

 

フォ〇ストでのコラボ企画で発表させていただいたお話でした。

 

企画当初は・・・発表直前に衝撃的なニュースがあり。

 

開催が危ぶまれたこともあったのですが。

 

無事開催され。

 

私は・・・相変わらず長い物語なので///。

 

かなり遅れて完結させていただきました。

 

今その企画でご一緒させていただいた方で。

 

コンスタントに続けている方はいらっしゃらず。

 

それを・・・とても寂しく思っています。

 

 

 

 

 

 

 

このお話は。

 

タイトル通り智さんのソロ曲に魅せられて書いたお話です。

 

セレブで少し軽やかな智さんと。

 

純粋無垢な神父和君。

 

神様と智さんの間で揺れる心。

 

でも・・・強くなった和君。

 

やはり「愛」は最強ですよね。

 

このお話好きです・・・と言ってくださる方も多く。

 

再掲を喜んでいただけて私も嬉しかったです。

 

また・・・お話の再掲は続ける予定でおりますので。

 

お付き合いいただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

先日のプレゼント企画当選者発表しております⇒「こちら♡」

 

 

.