アマプラで2本
先月上旬に見て感想下書きのまま放置してたものです。
Netflixで始まってチラ見した「魅惑の人」がビョン様映画のすぐ後の内容だと気づく。
ということで見たタイミングばっちりだったみたいです。
ん?でもたしかここで清に行ったのは弟じゃなくて長男世子だったような(昭顕世子)と思っていたら
ここがモデルのフィクションの模様?
ドラマの方は重厚で見ごたえありだったので
もう少し溜まってからじっくり見たいなと思っています。
では史劇映画の感想を2本分さらっと。
天命の城 2017
イ・ビョンホン キム・ユンソク パク・ヘイル
12万人の清の軍勢に朝鮮朝廷1万3000人が立ち向かった、丙子の役と呼ばれる戦いを映画化した歴史ドラマ。和平か徹底抗戦か異なる意見を持つ2人の家臣と、決断を迫られる王とのぶつかりあいがスリリングに描かれる。坂本龍一が初めて韓国映画の音楽を手がけた。
パク・ヘイルの王様=仁祖(「一枝梅」の時代の王様)
この映画の主になる戦いの前にも攻め入られててその時は王様だけ江華島に逃げたんだよね。
で、それでさんざん批判浴びたもんだから今回はどうしようーって上層部がぐらぐら意見が揺れてる中
ぐだぐだなまま和平を受け入れる返事しないもんだから攻め入られちゃってっていう
もう完全なる負け戦なお話。
そんな中でも
できるだけ犠牲を減らしたいからと和平を説く文官系高官ビョン様と
降伏するくらいなら迎え撃とうと主張する武官系高官ユンソクさん
2人の男の信念とプライドのお話。
この手ってどちらかがだいぶ偏った思考だったり見識が狭かったりってことが多い気がするけど
この作品の場合はどっちも国のことを第一に考えてて
お互いに尊敬しあってる感じがとても印象深かったです。
この2人はまともでも
ここまで国が乱れてるのはその上の人たちがやっぱりとんでもないからで・・・
最前線で現場を指揮するパク・ヒスン
いきなり戦争に駆り出されたのに実践、作戦で大活躍な鍛冶屋コ・ス
コ・スの弟子のイ・デビッドくん
この3人がこの映画のすべてかもしれない。
前線にいくら真面目で優秀な人たちがいたって
総指揮にしゃしゃり出るじいさんがとんでもなくアホだったり
(めっちゃ暴言吐きながら見ちゃいました)
頂点にいるのが自分のことしか考えてない王だったり・・
そのしわ寄せがいくのが一番頑張ってる人たちでっていうむなしさを感じた映画でした。
ラスト城に向かって無数の火矢が飛んでくる光景に
快刀ホンギルドンを思い出しました。。
2本目はずっとリストに入ったままだったこちら。
花、香る歌 2015
スジ リュ・スンリョン キム・ナムギル
女人禁制とされた伝統芸能「パンソリ」で女性初の歌い手となった実在の人物チン・チェソンの波乱の人生を描いた。母を亡くした少女チン・チェソンは偶然聞いたパンソリの物語のヒロインに自分の人生を重ね深く感銘を受ける。パンソリの歌い手になりたいと決意するも、当時パンソリを女性が歌うことは固く禁じられていた。それでも強い思いを抱くチェソンは、性別を偽りパンソリの大家シン・ジェヒョの下で修業を積むが…
ポスターは花開いた美しいチェソンのものがとっても多いけど
実は物語の大部分は日に焼けた浅黒い顔でボロを着て頭ボサボサのいなかっぺさん
教室こっそりのぞいて自主練してみたり
パンソリのことしか頭にありませんって感じの少女時代がとても可愛かったです。
8年前?の映画なのでまだ今より頬もふっくらしています。
師匠なスンリョンさんに粘り強くつきまとい
つぶれかけの教室に何とか入れてもらえて、の兄弟子にアンジェホンくんとイ・ドンフィ
うわーこの2人のパンソリも聴けるのか??とめっちゃテンションあがったものの
残念ながら歌唱シーンはほとんどなかったです。
2015年っていったらちょうど応答せよの頃か・・
まだそんなに知名度は高くなかったのかな。
ストーリーとしては作中はかなりほのかなんだけど
見終わってみたらがっつりラブストーリーでした。
これも
この時代の女性が好きなこと極めたらこうなるのかなというせつなさとかむなしさ
みたいなものを感じる映画だったような気がします。
ただ、スジのパンソリが私の心にはいまひとつ響かず
愛を歌う花のヒョジュちゃんのそれとか
怪しい彼女のシムウンギョンとか
実はこの映画に一番大事なのは歌だったんじゃないかなーという感想です。
去年全然見なかった分
今年はドラマも映画も史劇でのスタートとなりました。。。