アマプラで。
絶対見ないと思っていたこちらを見ました。
ソンソック目当ても少しあるけど
最近泣いてないなーっていうのが一番の動機でした。
※オリジナルの日ドラ「Mother」は未視聴です。
2010年のドラマだったんですね。
今思えば このドラマ以降 こういう問題の報道も多くなったような気がするので
日本社会にも大きな影響を与えたのではないでしょうか。
マザー 全１６話 2018
その母性は狂気か真実の愛か．．．傷ついた少女のために、その少女の母になることを決めた女性の物語。
少女の実母 コ・ソンヒ 日）尾野真千子
少女の実母の交際相手 ソン・ソック 日）綾野剛
少女を連れて逃げる女性 イ・ボヨン 日）松雪泰子
少女 ホ・ユル 日）芦田愛菜
ボヨンさんにコ・ソンヒ
さらにテーマ
絶対見ないだろうと思っていました。
ところが見始めたら先が気になってすいすい視聴が進んで自分でもびっくり。
超有名作なので言うまでもないかもですが一応ざっくりと。
勤め先が閉鎖になって急遽小学校の臨時教師になったヒロイン（イ・ボヨン）が
教え子の家庭環境の不遇さを見るに見かねて連れて逃げるというお話。
子供が辛いシーンが多いと嫌だなあと思っていたら
目線やアングル、俳優さんの気配で今からそういうことが起こるんだろうなあという構成で
場面変わって事が起こった後になってたりっていうようにうまく作ってあったので
見るのが辛くて目を背けなきゃいけないようなのがなかったのも見やすかったんだと思います。
一応犯罪であり逃亡劇という様相がメイン
この2人がどうなっちゃうのか気になったので最後まで見れたところも大きいです。
子役のホ・ユルちゃん、これがデビューとか信じられないくらいの名演技でほんと衝撃。
捜査をする刑事さんたちも
私情に偏りすぎないよう努めながら公正に行動する姿勢がとても良く
客観的な世間の目線と
主人公に近い部分での真実を知っている上での目線等も淡々と描かれており
あまり人と関わることを好まなかった主人公が切羽詰まって人に助けを求めることで
過去や自分の背景とのしがらみを解いていく過程もよくできていました。
途中途中でさらりと力になってくれる人たちのエピも良かったり。
イ・ジェユン 今までで一番素敵でした
それから いろんな 『母』
コ・ソンヒ 今までで一番役にぴったりだった・・・。
こういうお母さんって実際いるんだろうなあと思ったり。
ソックは執拗さと変に賢いとこ めっちゃ怖かったです。
そんなに出番多いわけじゃないのに
あのいつもの何考えてんかわかんない感じに引きずられて自然と背景まで予想しながら見ちゃう。
「最高の離婚」とこれが同時期って
やっぱこの人すごいーー－
産みの母とその恋人
ここを絶対悪とするのではなく ちゃんと背景も描いていて っていうところが深みがあって良かったです。
ずっと前に実はメイキングだけ見てまして。。
実は子役ちゃんソックにめっちゃ懐いてました
役柄が役柄だけにフォロー的な部分も大きいのでしょうが
ソックが１人でいるとこに子役ちゃんが駆け寄ってくシーンがたくさんありました。
お話の中でも実はこの２人が対峙する１２話が一番印象に残っています。
２人の表情がほんとすごい。
私の中ではあそこがクライマックスでも良かったくらい。
ヒロイン母 何が違うって一番は多分ここ？
この「マザー」 の母性 すごかったですね。
とっても偉大すぎて最終的に全部彼女が持って行っちゃったような。。
ということで１３話くらいまでは名作だなーこりゃーすげーなーと思いながら見ていたのですが
元を知らない私でも
多分ここはオリジナルにはないんだろうなあという足したであろう韓国ドラマ特有部分がはっきりしていて
お国柄が違うのだから当然ではあるんだろうけど
多分これ 最終的には テーマというか 言いたかったことも 微妙にニュアンスが違ってきてるんじゃないかなと感じました。
そしておそらく私は オリジナルの締め方のほうが好きな気がする。。。
ちょっと後半綺麗にまとめすぎかな。
それから最終的に決定的な出来事があったとはいえ
あの年齢の子が実親についてあんなにきっぱり割り切れるものかなというのに違和感も残り。
むしろそこが良いと思う人も多いと思うのでそれは人それぞれだと思います。
さすがにこの内容を今から邦版も見る元気はないので
もし両方見た方がいらっしゃったら ご意見聞かせていただけるとありがたいです
