いつもの映画館で公開初日に見てきました。

待ち構えてたみたい(笑)

珍しく上映時間がいい感じだったので軽い気持ちで行ってみたら

 

 

いやー----- めっちゃすごい映画でした。

 

 

 

 

 

 

「モガディシュ」2021

 

キム・ユンソク チョ・インソン ホ・ジュノ ク・ギョファン キム・ソジン

 

 

 

 

 

韓国民主化から3年、ソウル五輪からわずか2年後の1990年、ソマリアで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちによる脱出劇を映画化。ソウル五輪を成功させた韓国は1990年、国連への加盟を目指して多数の投票権を持つアフリカ諸国でロビー活動を展開。ソマリアの首都モガディシュに駐在する韓国大使ハンも、ソマリア政府上層部の支持を取り付けようと奔走していた。一方、韓国に先んじてアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も同じく国連加盟を目指しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていく。そんな中、ソマリアで内戦が勃発。各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、外国人にも命の危険が迫る。

 

 

 

「モガディシュ」・・・ソマリアの首都でした。

そんなことも知らずに映画館へ。

 

紛争とか政治思想とか苦手ジャンルだし

最近この手はよく船をこいでしまうので実は半分迷っていたのに

 

いやー見て良かったです。

 

 

古い映画館だし

時代背景が(日本だと)昭和だし

街は殺伐としていて砂埃だらけだし

何より電気もガスも水も止まっちゃうから

 

とにかく画面が暗い

 

 

なのに全く眠くならず。

 

 

 

最後は感極まって泣いちゃって

 

 

振り返り場面とか新しい映像とか実際の時の画像とかは一切出てこないのに

ひたすら流れるエンドロールを放心したまま最後まで見ました。

 

 

明るくなってみたら

多分私も今こんな表情なんだろうなという同志が20人くらい

(多分誰も出てない)

 

思わず話しかけたくなったよねー--

 

 

 

 

 

国連に未加入なので入りたいんだけど

そのためにはアフリカの票が大事とのことでソマリアで小競り合いする南北大使

 

南がキム・ユンソク チョ・インソン チョン・マンシク

 

北にホ・ジュノ ク・ギョファン

 

 

 

ユンソクさんは元々好きなので・・・まあ安定のいつもの感じです

 

ホ・ジュノが味があって一番好きでした。

 

 

気が小さいチョン・マンシクもリアルで良かったな。

 

 

 

 

ク・ギョファンとチョ・インソンは良くも悪くもだいぶキャラが濃いです。

 

そこが好きな方にはこの2人の存在感はたまらないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

それから女性陣がかなり控えめなのに最高にいぶし銀。

メガネの翻訳官も良かったけどユンソクさんの奥様のキム・ソジンさん(画像中央)が超好みでした。

 

調べてみたらこの手の映画には欠かせない方のようですね。

さすが。。。

 

 

 

 

 

 

駐在してる人たちなので当然家族も伴っています。

 

 

急に反乱がおきて

政府に協力したからって各国の大使館を集中猛攻撃

 

ただの銃じゃなくて機関銃の乱射に火炎瓶

しかも無差別攻撃

 

めっちゃ怖いです。

 

 

この情景がほんと作り物じゃなくて実際に目の前であってることみたいに超リアル。

 

戦争ものなんかもまあまあ見てきて

こんなにリアルなのなかなかなかったような気がします。

 

 

 

 

こういうことっていまでもどこかであることなのに

ニュースでちらっと見るくらいで・・・

 

いまいちこういう世界情勢などに疎いままきた典型的イエモンJAM的日本人の私には

なんだかちょっと避けてきた話題に直面みたいな気分もあり

 

かといって政治ものでもあるんだけどそこが主軸ではなく

エンタメ感の強い ある意味ゾンビもの的サバイバルに手に汗握りまくりあんぐりあんぐりあんぐり

 

 

 

 

企画途中で「神と共に」の監督さんから「ベテラン」のリュ・スンワンに監督が変更になったそうで

それに伴い予定とだいぶテイストが変わったとのこと。

 

あえて抑えた演出にした。。。って

 

説教くさくないし

劇的にドラマチックでも変に人情強調でも全然なくって

 

私的には交代大正解でした。

 

 

 

 

実話をもとに

そしておそらくちょっと自分の国をドラマチックに?

 

エンタメでの世界へのアピールが本当にうまくてこういうとこやっぱり圧倒的に凄い。

 

 

 

 

 

 

 

気になってる方は是非 映画館でどうぞ。