アマプラ、Netflixで配信中。

ずっと横目で見てた超有名作をやっと視聴しました。

 

 

 

 

「タクシー運転手」 2017

ソン・ガンホ トーマス・クレッチマン ユ・ヘジン リュ・ジュンヨル

 

 

 

 

 

1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描き、韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したヒューマンドラマ。「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン監督がメガホンをとり、主人公となるタクシー運転手マンソプ役を名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者ピーター役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じた。1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転手マンソプは、約束のタクシー代を受け取りたい一心で機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けることに成功する。留守番をさせている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立ち去りたいマンソプだったが、ピーターはデモに参加している大学生のジェシクや、現地のタクシー運転手ファンらの助けを借り、取材を続けていく。

 

 

 

 

 

まだ見てなかったの??って思いませんでした?

そうなんです。実はまだだったんです。

 

政治紛争とか学生運動とか宗教とか

「思想」みたいなのが絡むのがちょっと苦手だったりします。

 

 

 

それとこの感じ。

 

序盤笑わせてほっこりさせといての後半どかんと不幸がくる

韓国映画特有のパターンが好きじゃないんです。

 

 

で、正直、避けておりました。。。

 

 

今見てるバラエティ「ユンステイ」でこの映画の話が出てきまして

今更ながらやっと見てみる気になりました。

 

 

 

 

 

 

泣きましたー------

 

 

 

評判通り

いや予想以上に良い映画でした。

 

 

 

お話の筋としては上記あらすじに全部書いてあります。

 

でも

書かれてない小さな小さな枝葉が多くて

その部分にとってもぐっときました。

 

 


 

 

 

もうこの表情だけでまた泣きそう。。。

 

主人公は元々そんなにがっつり善人でもなく生活のためには結構泥臭い人物

 

そこからの心情の変化

静かにゆっくり滲み染み出るような表現 

もはや演技とか言いたくない域。

 

ガンホさんがとにかくすごかったです。

 

 

 


 

昔とか田舎とか似合いすぎる現地のタクシー運転手ヘジンさん

この人の陰の功績は数知れず。。。

 

 

 

そしてオム・テグもちらりと。

 

 

みなさんの記事で出てるの知ってたのに忘れてて

風貌だけだとヘルメットだしわからなくて

途中でやっと しゃがれ声でそういえば出てるって言ってた!って

テンションあがりました。

 

この人の役割や思いもあえて大きく触れることはなく。

 

 

 

ジュンヨルくんも然り。(彼の出番は結構多いです)

 

 

 

 

閉じられ隠された場所で起こってる出来事を世に知らせようという使命感から

光州にやってきた外国人記者と

 

 

全然そんな覚悟ないのにあれよあれよと巻き込まれて

知らなかった現実を目の当たりにして愕然とする

タクシー運転手

 

 

メインはもちろんこの2人なんだけど

 

彼らの目的をなんとか果たさせようと尽力する名もなき人たちが

サラリとたくさんいて

(このサラリとってところがとっても重要なポイント)

 

 

 

小さな奇跡が少しずつ積み重なっての大きな成果

ってところに胸がぎゅーっとしました。

 

 

 

 

 

 

もっとドラマチックに作ってあるんだろうと思っていたら

 

結構淡々としているんですよね。

 

 

でもかえってそこが涙を誘い

いろいろ考えさせられました。

 

 

 

 

最後の本物のピーターさんのインタビューを見て

 

この映画はピーターさんの思いを尊重して作られたからドキュメンタリーっぽくて

 

感動大作!!みたいにあえてしなかったんだろうなって感じました。

 

 

 

「タクシー運転手」  というより 

 

 

私は

 

「タクシー運転手たち」  としたいです。

 

 

あーでもタクシー運転手だけじゃないもんなー-

 

 

1人の平凡なタクシー運転手の目線から描いたってことで

やっぱり「タクシー運転手」でいいのかな。。

 

 

 

 

 

主人公の運転手さんはこの後何を思いながら生きたんでしょう。。。

 

 

 

 

 

いつも思うことですがこういう題材を映画で残すってところが

やっぱり韓国映画ってすごいですよね。。。