山口市には「鋳銭司」という地名があり、その昔お金の鋳造を行っていた歴史がある。
少し山あいに位置するこのお寺は、「もみじ寺」の別名がある。
小さなお寺の山門から境内に至るまで焼く１５０本のもみじが植え込まれ、
どの角度から見ても優美な色彩を放つ・・・。
先人が造り出したその美しさはとても「人工」とは思えない程、大自然に
溶け込む・・・。
深い緑と深紅のコントラストは私たちの心に「和みと癒し」を与えてくれる。
間もなく冬枯れが訪れる。
一瞬の輝きとはまさにこのことを言うのだろうか。
帰り道、そのまま秋穂にある「名もなき海岸」に立ち寄った。
晴天のこの日、太陽も柔らかな日差しで迎えてくれた・・・。
そして・・・。
今日もまた一日が終わる。
またあした・・・。
