金沢市は、歴史と文化が現代に調和した街並み。

秋の訪れには、少し早く木々たちの彩りももうすこし・・・。

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広葉樹は、それぞれに「自分はここにいるよ」と命の叫びを赤の葉色に演出していく。

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兼六園での陽だまりを堪能した後は、市内にある「ひがし茶屋街」を訪れた。


辰山山麓を流れる浅野川の川岸には、今でもキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並みが残り、昔の面影をとどめています。灯ともし頃にもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音がこぼれてきます。五木寛之著「朱雀の墓」の舞台としても知られています。また、平成13年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、「街並みの文化財」として保存策が進められています。

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古き良き時代の名残をおしみなく保存しようとしている人々は、

こだわり抜いたもてなしの演出で、私たちを遠い過去へ導いてくれる・・・。

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日暮れには、出格子からこぼれるほのかな灯りが優しい時を与えてくれる。

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軒灯には、現代工芸でありあがらも、それを感じさせない歴史の風格をはなっていた。

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しかし、驚きはこれだけでなかった。
おみやげにと立ち寄った「箔座ひかり藏」さんで、ひと際異彩を放つ物体を発見。






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金箔を用いたアクセサリーを取り扱っているこのお店には、中庭に純金プラチナ箔と24kの純金箔を贅沢に使用した「黄金の蔵」がありました。お店の外観からは想像しえないその美しさと優雅さは、加賀藩の豊かさの象徴のように眩しく輝いていた。

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軒を連ねる家々の表玄関には、時代の名残を今に再現した工夫がなされ、当時の長屋を再現するにふさわしい風格を備えていた。

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茶屋街の裏路地に一歩足を進めてみた。
そこには、また違う世界が・・・。

そこは、まさに昭和。アラフォー世代が少年少女時代を過ごしたであろう時代の名残りも残っている。

金沢・・・そこは、此処に生きてきた人々の命の継承に留まらず、進化していく時代の気配をも飲み込む。
その全てが調和し、融合した街には「守人」たちの息吹が今に引き継がれている証。

人生も時に一歩、後ろに下がる事が我々現代に生きる者には必要かもしれない・・・。