今、暗闇に誘われた一人の少女が心を落とそうとしている・・・。



 闇の大王は、孤独という闇に浮かぶ塔へといま彼女を誘う。



 その時、遠くからかすかな声が響いてきた。
     どこから・・・それは誰の声でもなく自分の中のもう一人の自分。



 まけちゃいけないよ・・・君はまだ、向こうへは行くには早すぎる。
     もうひとりの自分が語りかける。


 
 君の命は君ひとりのものじゃないんだよ・・・。

 全ての命は全てひとつにつながっている。

 だから、自分の運命は自分一人できめちゃいけないし、決められない・・・。


 ほら、振り返って・・・。

 戻らなきゃ・・・生きた証が残せるまでは・・・。









たっちゃんのブログ-道の先にあるもの