それから、葬儀の後の手伝いに友人が来てくれました。

何人かの方に頂いたお花代等を記帳している時の事、

相手の親が無理やり押し付けた香典を見た友人が

 

 

「あれ?これ、新札やん!それも10枚とも全部。○○の葬式はお祝いか?信じられへん。結構年取ってたよなぁ旦那の親って。知らんはずないやないやん。香典には古い札包む事くらい。って、事はこれって・・・嫌がらせやん。マジで?信じられへん・・・証拠写真撮っとき。」

 

 

友人に言われるまで、写真を撮るなんて頭が回りませんでした。

受け取りを断った時、絶対持って帰らせたかったんやぁ・・・

話合いの時も、お金じゃないんです。って、連呼してたのは、

遺産の事じゃなく、この事やったん?

取り敢えず、持って帰ってくれ!中身見たら自分達がどう思ってるか分かるから!

そう言う事やったんや・・・体から、一気に力が抜けていくのが分かりました。

 

 

 

娘の事を自分の娘の様に思っていた友人は、怒り狂っておりました。

 

頭が真っ白になった私は、何故こうまでして嫌がらせをするか?娘の死を祝う?許せない。娘を失った事とは関係のない、溢れてきました。

 

友人「○○の為に泣くのならエエけど、あの親子に泣かされるなんて涙がもったいない。しゅうさん泣きやみ。」

 

そう言って励ましてくれました。

いつも私を助けてくれる周りの人たちに感謝しております。

その言葉を聞いて、ほんの少し落ち着いたのですが・・・

 

 

告別式の日、娘婿が我が旦那に香典を、渡してきたそうなんです。

我が旦那は、本来喪主を務めなければならない人間が、義父に香典を渡すなど聞いたことがないドンッ受け取り拒否したのですが、こいつはもうアカン。娘婿、娘の配偶者と言う立場を捨てるから香典を持って来たんや。そう、思ったそうです。

しかし、告別式の後の話合いでは、法律通り三分の二頂きます。責任や義務は放棄するけれども、相続放棄は致しません。権利は権利!遺産はいただきます!

何もしないけれど、お金は下さい。

遺骨はあげますやん。義父母の好きなように供養するなり、なとなんなと、好きにしたらよろしいねん。と、言う態度を最後まで崩さなかった。

こういうことを平気で言う奴やったんや・・・・・こいつは人間ではない。

話合いを終え、我が旦那が帰宅後に漏らしたこの言葉を再び思い出し、私の心がガタガタと音を立てて崩れていきました。

 

 

 

その後も、苦しい胸の内、怒りを殺しながら頂いたお供え物等の雑務は続きました。

 

友人を見送った後も、引き上げてきた娘の荷物等の片付けをしなくてはならない。

何からどう手を付けよう・・・

 

我が旦那に香典の中身の事を伝えると、

 

我が旦那「親族控室で○○(従兄弟の名)と中身の確認した時、気が付いてたんやけど、言わんかったんよ。聞いたら気悪いやろと思って。」

 

 

告別式が始まる前に、娘婿を優しくハグしてた時、

娘婿が「僕、お義母さんに殴られると思ってました。」

と、言っていた事を思い出し、

 

「殴られると思ってましたって、言うた時、ホンマ殴ったったらよかったわ。」

 

我が旦那「ほら、そうなるやろ。」   んなわけないやん!

 

私って、信用ないわぁ。

ちょっと、ムカついて言った、ここだけの話、家族内の、内々の言葉やん。

 

殴ると自分が不利になる事位、分かってます!私はアホやない。

自分達がやった事、言った事を棚に上げ、傷害事件などで訴えられたらえらい事よ。

葬儀場で、泣きわめきながら人を殴りつけている修羅場は、

韓国ドラマでよく見ています。

見ているだけで、十分消化しています。

相手に殴らせても、私は殴りません。

体の痛みなんて傷が治ればなくなります。

やるなら、完治不可能な状態。

それができないのであれば、最初から何もしなければいいんです。

 

 

 

元来、部屋が片付いていないとイライラするたちなので、ずっと神経がぴりついた状態が続いて気が休まらない。

食欲もない。喉の渇きすら感じない。眠れない。

負のループがいつの間にか始まっていたのです。

この状態に落ちている事をまだ自覚できていなかった。

 

 

この時点では。

 

 

 

 

 

娘が着ている紫のセーターは、私が編んだお兄ちゃんのおさがりです。

息子が赤ちゃんの頃は色々手作りしました。

食べる事が大好きな娘には、服よりは手作りの食事に力💪を注いでいました。

 

大学の友人が二人の子持ち。

キャワイイおこちゃまと、一緒に遊んで大満足ラブ