学生の頃、バイクの免許を取りたいと私に言った時即却下致しました。

危ないから車の免許にしておいて。

そんなやり取りがあった後、反対を押し切れず、車の免許を渋々取りに行った。と、娘からバイクに乗るようになってから言われました。

私は全く覚えていないんですが。

よっぽどバイクが好きだったんだなぁ。って、今迄思っています。

 

 

娘がバイクに乗る前の話になります。

 

息子も娘の事故より三年前にバイクで事故を起こし怪我をして入院しました。

しかし、私の携帯に

 

我が息子「母ちゃん、ごめん。やってもた。」

 

そう言って連絡してきたのです。

バイクで出かけたので、すぐに事故った!

と、思ったのですが、本人が私に連絡してきてるって事は命に別状はない。

この子は大丈夫。

 

単独?

相手は自分より大きな乗り物?

反対に小さい乗り物?

まさかの歩行者?

数秒の内に頭の中でいろんな事が巡りました。

 

我が息子「よけきれずに、車に突っ込んでしまったんよ。今から救急車で○○病院に運んでもらうから。」


私「分かった。すぐ行く。」

 

 

これだけはっきりした口調でしゃべれるのなら、怪我をしていても大丈夫。

命に別状はないなぁ。

怪我人は息子だけなんだと思い、少し、ホッとした事を覚えています。

その後は、矢継ぎ早に質問する私でした。

 

私「かなり大きな怪我してるの?相手の方は怪我無いの?相手の連絡先とか聞いた?何警察か分かる?事故担当者の名前は?」

 

 

被害者の方は無傷だったようなのですが、念のため病院に行き、検査をして頂く事を確認しました。その方の連絡先を聞いていた物のすぐに連絡しては検査の邪魔になると思い、少し時間をおいて連絡させていただき、お詫びに伺うため、ご自宅の住所を教えて頂きました。

ちょうどコロナで外泊自粛期間が解除された初めての休日の事です。

ようやく、お子様二人をどこかに遊びに連れて行ってあげれる、と言う親心と、

それを楽しみにしていたお子様二人に、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

事故当日、我が旦那と二人で、被害者の方のご自宅に、

ガラケイの様に二つ折り状態で、お詫びしました。

幸い、被害者の方全員、身体は全く何もない状態だったので、破損した車はバイクの保険での処理という事で、話は終わりました。

お詫びに伺ったのに、加害者の息子の体の事を、とても心配して下さっていました。

これもまた、有難いお話でした。

 

 

どんな状況下でも、自分で連絡をしてくるという事は、自分の命の保証がされている。怪我の大小に関わらず、自分の声を聞かせてくれるだけで、大きな安心感を生んでくれるのです。

事故を起こした日は、我が旦那の誕生日でした。

息子が事故っても、命を守ったと言う、お金で買えない大きなプレゼントができました。

 

 

 

息子が小学5年生、娘が3年生の頃、我が旦那がゴルフ場で足を滑らせ転倒して、向いてはいけない方向に足先が向いていた時も(3つの名前の付いた骨折、剥離・粉砕あと一つの骨折は思い出せません)

 

 

我が旦那「あのねぇ・・・やってしもたんよ。」

と、言って本人が連絡してきた時も

 

私「事故?怪我?」と聞く前に、大丈夫。

自分で連絡してきてるから命はある!そう思いました。

 

その時は事故で加害者になったのね!と、先に思いたったのです。

 

我が旦那「怪我・・・骨折れた。足が向いたらアカン方向に向いてる。」

と、聞いて

 

私「なぁんや!骨折か!」と、言ってしまったほどです。

 慌てて、

 

私「事故の加害者になったと思ったから、怪我したって分かったからついつい、なぁんや、って、言うてしまってん。ごめん。ごめん。」

 

即座に謝りました。

確かに、なぁんや!は、ないですよね~

 

骨折の経験がない私は子供の頃、ギブスを付けて、三角巾などで固定した姿に、ほんの少し憧れている?様な変な子だったんです。

骨には神経が通っていないから、折れても痛くないと勝手に思っていたのです。

かなりひどい状態だったことを、入院してから知る事となったのですが・・・

 

 

 

こうやって、男二人は自分で連絡してきたのに・・・

 

 

 

娘は警察から、我が旦那に連絡が入ったのでした。

三度目も同じ様に私に本人から連絡が欲しかった。

 

 

葬儀会社の方が帰られた後、ご近所の方々、通夜、告別式でお叱りを受けた方々に、お礼とお詫びに回りました。

 

その時もアンタらが謝る事やない。

あの非常識な親子が頭下げるのが普通の話のに。

あの時はあの親子の非常識さに、つい口ばしってしまって。

辛い思いしてるのに、悪い事してしまったなぁ。

無理したらあかんよ。

しっかり食べて、体大事にしてや。

と、口々に励まして頂きました。

 

 

なぁ、君達、私は一体なんで頭を下げて回ってるか分かる?

君達の為に頭下げてるなんて思ったら大きな間違いよ。

娘の為に下げたくもない頭、下げて回ってるんです。

亡くなったとはいえ、私の大事な娘です。

娘がこれ以上恥をかかない様に、頭を下げて回ったのです。

上品ぶってる君達の本質は、

品がなく、礼節がなく、非常識で○○家の恥さらしなんだという事を、自分達の行いで、自分達の言動で世間にアピールしたんです。

私たち家族が、言いふらしたわけではありません。

恥を知りなさい、恥を。   本当に恥ずかしい。

 

 

 

ようやく二つくくり出来るようになって、女の子路線、歩めるのね~

女性ライダーの風になびく髪が素敵