19時から始まる通夜。

 

その数時間前に、娘の旦那の両親が葬儀会館に来た。

 

私達や故人を思いやっているような、素振りの挨拶を済ませた。

 

娘の旦那の父親は、喪服は着ているが、リュックサック姿だった。

 

 

 

おい!葬儀に遠足気分で来ているのか!

 

怒りがこみ上げた。

 

 

 

 

 

えっ?娘の旦那は?

 

何分待っても、何時間待っても来ない!

 

なんで?

 

意味わからん!

 

まさかの・・・

 

 

 

結局、奴は来なかった。

 

 

故人と喪主の姓が違うと言う、

 

何とも奇妙な通夜の幕開けだった。

 

 

私には何も伝えていなかった旦那に、改めて聞いてみると

 

通夜は旦那の両親だけしか来ないらしかった・・・

 

 

 

おい!どう言うこっちゃ!

 

 

お前の家の葬儀ちゃうんかい!

 

 

カリカリムキーしている私だった。

 

 

こっちが筋道通してるのに

 

奴らの態度はなんやねん?

 

どういう事ちゃ!

 

こんな風になる事が分かっていたので、

 

何も告げずにいたらしい。(我が旦那に後日聞きました)

 

私達三人は通夜に参列してくれる方々の接待に忙しくしていた。

 

そのおかげで怒りムキーを最小限に抑える事が出来た事はよかった。

 

 

 

通夜が始まる前、ずっとお世話になっている住職への控室に

 

家族三人でご挨拶に行った。

 

以前あったのは5月、義父の17回忌だった。

 

その時は娘も参加していた。

 

それが、自分の葬儀に住職と再会するとは、夢にも思わなかった事だろう。

 

もちろん、住職もその様におっしゃっていた泣

 

住職控室を後にして、会場親族席に移動する。

 

 

 

 

 

旦那の父親はずっとリュックサックを持ち、親族席に腰かけている。

 

旦那の従兄弟、その娘、参列者の方々が、口々に

 

 

 

「親族席にリュックサック持って

 

 座るアホがどこにいてるんや!

 

 それが、参列者を迎える側の態度かっ!

 

 急を要した弔問客気分でおるんか?

 

 無礼にも程がある。」

 

と、怒り出すしまつ。

 

せめて、会館の方に頼んで荷物を預けるなりなんなりすればよいものを。

 

参列者が口々にそう話す声が聞こえているのか、いないのか、

 

無礼な夫婦は二人して、素知らぬ顔で座っていた。

 

 

 

会場に続々と来て下さる参列者の方。

 

あれよあれよと言う内に、最後列の席まで埋まった。

 

親族席と、弔問客の席を、一列空けていたはずが、

 

それすら埋まり、

 

最後列だった席の後ろに、更に椅子を用意してもらった。

 

中会場だったら大変な事になっていた煽り

 

 

 

 

本日の一枚は私の父が亡くなる3日前。

 

ほぼ毎日、

 

「新しい年号を聞いてから逝くように!それまで頑張れ!」

 

と、みんなで応援していたのですが、

 

2日後に迎える誕生日の数時間後、天国へと旅立ちましたえーん

 

この時も「メッチャ喜んで、普通の状態で会話してたで!」

 

と、娘が言っていましたニコニコ

 

このじいさん!一癖も二癖もあるじいさん!

 

じいさんの話は又、後日。

 

このじいさんの話を聞いた人は100%笑います。娘の私は笑えませんが・・・

 

 

 

今日の寒さに季節感を合わせて

 

珍しく雪が降った日、バニコと戯れる娘ラブ