さてさて、
7回に渡ってローフードについて書いてきました。
今までのを読んでいるとローフードに対して否定的のように思われるかもしれません。
しかし、実のところその逆で個人的にはたいへん「ローフードに注目している」のです。
(ここまで読まなかった人は僕がアンチローフードだと思ってしまうでしょうね)。
これまでローフードの問題点を多く書いてきたのは「ローフード」には注意点が多いからに他なりません。その理由としては、
「体への影響が大きい」
ということが挙げられます。生の野菜や果物の栄養価や効き目は、熱した食べ物よりも効き目があり即効性もあると言えるでしょう。試しに1日ローフードで過ごしてみるとよく分かります。
また、生の野菜、植物ならなんでもよいという訳ではないのです。いつでも何でも揃ってしまう現代の便利さが「選択する」という課題を我々に与えています。季節、地域、栄養バランス、自己の体質などをキチンと踏まえた上で実践しないと、効果が高いだけに体への悪影響も出やすいと考えた方がよいのです。
ローフードは100%に近づくほど難しくなります。
なので学びながら、自分の体調を観ながら、少しずつ取り入れていくのが良いと思います。
まずはゆるいローフードから徐々に試して行くといいのではないでしょうか。ローフードでは摂取しにくいタンパク質と炭水化物は熱を通したものを食べる。これだけでバランスが非常にとりやすくなります。
また、ローフードの進んだ形として発酵食品を加えた、
「リビングフード」
があります。
リビングフード = ローフード + 発酵食品
発酵食品は豆や穀類といったタンパク質や炭水化物が多くあるので、栄養バランスが良く、また発酵のプロバイオティック効果や酵素の補給などたくさんのメリットが注目されています。
この話しはまたの機会に。