またまたニューヨークはマイナス15℃。
もう、寒いっていうの通り越して痛いです顔が。
でも天気が良いと空が澄み切ってなんとも清々しくて好きです。
気持も引き締まってかえってウキウキします。
(やっぱり犬かなぁ。。。)
さて、
今年からは少し料理や健康に対する自分の考えや思いを書いていきます。
まずは自分の目指す料理のあり方について。
ひと言でいうと、
Nutraceutical(ニュートラスーティカル)
難しそうな単語ですね。
これは比較的新しい造語です。
意味は英語の
Nutrition (栄養) と Pharmaceutical(薬剤)
をくっつけた言葉。
薬と食品の中間に位置するものですね。
「医食同源」というところでしょうか。
「薬」というのは身体の壊れた所、機能を治すためのもの。
「食品」は身体が壊れないように栄養を摂取するためのもの。
その中間に当たるのがニュートラスーティカル。
つまり、より健康に役立つ栄養価のたかい食品。
アメリカではサプリメントをこの中に入れることもあるみたいですが、
それは違うと思います。
あくまでも「自然の食べ物」のなかでより健康に良い栄養価の非常に高い優れた食品。これこそが本当の意味でのニュートラスーティカルです。日々作っている納豆や、玄米ライスプディングなどに当たると思います。薬膳カレーもこれを目指しています。
インドでは「台所」が家の中で一番神聖なところと考えられているそうです。そして主婦が家族の体調に合わせスパイスを調合して日々の食事を作る。
こういうのがニュートラスーティカルの根本理念だと思います。