私は昔不登校で、図書館にいくのが大好きだったんで、不登校中しょっちゅう図書館に行ってました。
で、そのとき見つけたのが「選ばれる人、選ばれない人」とかなんとかだったと思う中谷彰宏さんの本。私はその時学校でぼっちでみんなのことを少し恨んでました。自分勝手で卑屈で消極的な人間で、更に色々原因となる事件?もあったのでみんなから避けられるのは当然でした。でもなんで私をわかってくれないんだ!なんであんな人が人気者なんだ!という思いがあって。ぼっちだから人間観察とかよくまあやってたんです。
それで中谷さんの本を読んだときに、私の人間観察を通して思った美学とあまりに一致してて。この人だ!と思って中谷さんの本を片っ端から読んでは色々と見てました。
ただ、今もそうですが私は物事を正解不正解で決めたがるところがあるので何かしら行動に迷うところがあるとすぐに自己啓発本に頼るようになってしまいました。地域にある3つの図書館の中谷さんの本は全部よんだかもしれないです。
親からは頭でっかちと言われたり先生からはそんなの昔は俺も読んでたけど結局人それぞれ!と言われたりして「うーん、自己啓発本を読むのは間違ってるのかな?」と思うこともしばしば。
で、その後私は通信制に入り自分を認められるようになり自己啓発本からは遠ざかったものの一人で受験勉強をし始めると「なんで私はもっと勉強しないんだ!なんで出来ないんだ!」と思い勉強のやり方本や自己啓発本に頼るように。で、予備校に通い始めとにかく勉強勉強という感じになり、自己啓発本を読むなら現代文の勉強をする!という風になり...。

で、今となっては自己啓発本に頼ってた過去が恥ずかしく思えます。そういうのにがんじがらめにされて行動がとれなかったり読むのに10分もかからないような本に1000円使ってYouTubeの自己啓発動画を見たりするのはなんだか滑稽。本を読んで行動するのならまだしも、出来てないのならそれは意識高い系の人にしか見えないから。
とはいえ、いいところもたくさんあると思います。
まず自己啓発本読む人って、読んでる時点で「自分を変えたい」「タイトルにギクッとした」っていう思いがあると思う。それに私が自己啓発本にハマったきっかけとして、何個かめちゃくちゃ的を得てる話があるんですよね。そうなると「あれ?この人案外といいこと言ってる?」みたいになってきて、そうなると段々その人をリスペクトしていって、全部真似たくなっちゃうんですよね。まあこれがいきすぎると信者化しちゃうので危険ですが、その人をリスペクトすることで素直になれる、そして行動に繋がり、いつの間にか自分から離れない価値観になるっていうのはいいことだとおもいます。
まあ逆に言えばいっつも口うるさい友達のこともその人のいいとこをみてリスペクトすれば素直に聞けるかもしれないし元からリスペクトしてる人がいるならそれでいいのかもしれません。