久しぶりの更新です。


 東日本大震災で被災した、

相馬市に支援に行ってきました。

行政協力の派遣ということで、

技術士というよりは、

建築士、応急危険度判定士として、

相馬市役所で、28日まで、

11日間の業務を実施してきました。


 相馬市は、海岸部と

市役所のある市街地、

そして、山間部と

被害の状況は、まったく違います。


 海岸部は、津波の被害

市街地では、一見被害は少なさそうですが、

造成地における地盤流動、

山間部では、福島第1原発の影響があり、

放射線量が高いと言った状況です。


 私は、主に応急危険度判定を実施してきました。

今頃、応急危険度判定と思われるかもしれませんが、

建物の被災を受けた方は、今後、住むことが可能なのかで、

悩んでおり、その不安解消のための

現場での建築相談といったところです。


 災害の規模からすれば、

小さなことですが、被災された方の不安を解消することは、

重要なことかと。


 相馬市の状況は、

特に津波で、家屋のみならず、

家族、職場を失った方も多く、

話を聞いてみると

マズローの欲求段階の

1段階目の生理的欲求が、

やっと満たされた状況かと。


 地震から、一月半経ちますが、

現地では、住む、生活していくと言った

安全に対する欲求が、

満たされるには、まだまだ時間がかかり、

それに対応する行政職員は、

疲労困憊です。


 都市計画の技術士として、

現地を見ることも実施したかったのですが、

まだまだ、そのようなことができる状況ではありませんでした。


 今後も、派遣の依頼があれば、

自分の技術力を当地に活かせるよう

協力していきたいと思っています。


 津波の状況等、伝えていきたいことは、

たくさんありますが、

今回は、現状まで