2年前の今頃はまだ人工授精をしていた。半年間何度も何度も繰り返したが、ずっと陰性だった。


2022年保険適用になり、4月の人工授精で陰性になったタイミングで、満を持して体外受精に足を踏み入れた。体外受精をしなくても授かれる、その希望は崩れ去り、未知の世界に足を踏み入れることが怖かった。痛みやお金、自己注射やたくさんの薬。これで授かれるなら…と希望を持ちつつも、自分がこんなに不妊なことに嘆いていた。


あれから2年。今は全く違う気持ちで待合室に座っている。この月曜から慣らし保育が急に15時までになったため、家にいたら我が子が気になって気になって仕方なかったはず。なかなか呼ばれない待合室、2年前ならパソコンを開きリモートしながら早く呼ばれないかイライラしていたが、今はゆっくり1人時間。気が紛れてありがたい。我が子、大丈夫かな泣くうさぎ泣くうさぎ泣くうさぎ←紛れてない。


産後ぴったり28日できてた生理がなぜか遅れまくったので、復職前の移植は叶わず。それでも、第二子妊活が本格的に始まった。私の病院は他の方より移植まで時間をかけるイメージ。長くしっかり時間を取るので前は焦る気持ちもあったが、今はゆっくりしっかり内膜厚くなって欲しい。


ふと、2年前は初めての移植が7月予定だったが、まさかの排卵してしまいキャンセルになったことを思い出した。そのため、お盆など挟み8月末に初移植となった。移植までかなり空いてしまったことで落ち込んだが、その間に富士山に登ったりライブやフェスに行きまくって思い残すことないよう遊びまくった夏だった。



そのこと、すっかり忘れてた笑い泣き


内膜厚くするためだけのエストラーナテープとウトロゲスタンだけでは排卵してしまう可能性がある。その事実を診察が終わったあと、薬の説明中に思い出す。すぐに伝えたら、急遽排卵を止めるスプレーも追加され、いざホルモン地獄開始のゴング。


なんだろ


なんか、すごい


懐かしい


初夏の陽気、気持ち良い晴れ。桜の匂い。不安と希望に満ち溢れていた2年前。いつ生まれるかドキドキしながら我が子と会える日を待っていた1年前。そして、また今年も同じ時期に新しい命を受け入れる準備を始める。好きな季節。改めて、我が子が生まれたこの季節、大好きな季節に移植。2年前に一歩踏み出してくれた自分に感謝するし、また今始めようとしてる自分を鼓舞したい。


なんの偶然か、運命か。妊娠判定日は第一子の出産予定日。うまくいきますように。


診察後の1人時間。

午前からゆっくりコーヒータイムなんて約1年ぶり。嬉しくて寂しい悲しい



それにしても我が子迎えに行くまでの時間が長い大泣き泣いてないかな…