先日、カンムリウミスズメの調査で三本岳まで行ってきました!

日本野鳥の会の調査に同行させていただき、
アカコッコ館のレンジャーさんたちと自然ガイドのメンバーと共に漁船で出発!


この日はビックリするほどのベタ凪!
こんな湖のような海は、島では滅多にないくらいです!

漁船で三宅島から三本岳に行く途中から、カンムリウミスズメが現れ始めました!
レンジャーさんたちは立派な望遠レンズのカメラで撮影!

いましたいました!!カンムリウミスズメです!
こちらは6羽の群れ。1匹がはばたく寸前をパシャリ!
望遠レンズのカメラには到底敵いませんが・・・


こちらは大所帯!9羽の群れです☆
群れで浮かんでいる場合、こうやって隊列を組んでいます。

三本岳をバックに。
大海原の中で、この小さな海鳥を見つけ出すのはなかなか大変!
実際に目で見ると、本当に小さい鳥なんです。


確認できた個体数をカウントし、GPSで位置も記録します。
この日の調査では、150羽以上が確認できました☆

カンムリウミスズメは、世界でも日本近海のみに分布が限定されている海鳥で、
推定生息数は5千羽、多くとも1万羽しかいないと推定されています。
環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)にあげられ、国の天然記念物に指定されています。


日本野鳥の会でも力を入れて保護・調査活動に取り組まれています。 
詳しくは>>野鳥の会HP
それだけ、稀少で絶滅の危機に瀕しているということです。

最近の調査で伊豆諸島近海の岩礁で多く繁殖している事がわかってきました。
三宅島沖合の三本岳は昔から貴重な繁殖場所の1つ。
そのため、三宅島のアカコッコ館はカンムリウミスズメの調査・保護のための重要な拠点になっています。
>>アカコッコ館ブログ

カンムリウミスズメの元気な姿にたくさん出会えて嬉しかった~!
こうした活動にこれからも協力して、カンムリウミスズメが暮らせる環境を大切に、見守っていきたいと思います。

カンムリウミスズメの元気な姿に
たくさん出会える
この光景をいつまでも゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚