自然ガイドのスキルアップのためのジオセミナー!
三宅島の火山を知り尽くしている青谷先生と新堀先生に、ご来島いただき、講義とフィールド観察で、改めてじっくり教えていただきました。

 

日頃、自分たちがガイドしている内容を再確認。
三宅島のガイドとして、やはり火山・ジオについては外せないポイント。
しかし、やはり火山とか地質学とかってなかなか捉えにくいし、わかりやすく伝えるのが難しいところ。
でも、理論や地質図のデータと島のフィールドの実物を照らし合わせながら勉強を重ねていくと、いろんなことが読み解いていける。この面白さ!

これを、専門的なことを自分たちなりに噛み砕いて、わかりやすく、おもしろくつたえていきたい、と改めて思います。
地球のダイナミックなメカニズムの一端が、この小さな火山島でリアルに感じることができる、これが三宅島の大きな魅力の1つなんだと再認識しました★

そして!
その魅力を、小学6年生がなんと素晴らしいカルタにしてくれました!
『三宅島ジオカルタ』



しかもそれが朝日小学生新聞の一面と三面にドドーンと載りました!
この前は読売新聞にも掲載されていました!


記事の見出しには、
「噴火の年に生まれた6年生が後輩に贈る」

そう、この子達は2000年の噴火の年に生まれた12歳。
あのときの噴火を直接は知らない。

けれども、だからこそなのか、
6年生たちは一生懸命、島の火山について学ぼうという気持ちを持ってくれていました。
そして、さらにそれを下の世代に伝えられるように、残せる形に、と素晴らしいカルタにしてくれました!

総合学習の時間で火山学習のフィールド観察の際に、自然ガイドとして同行し、みんなと一緒に火山を勉強しました。
自然ガイドとして、みんなの先輩として、火山の勉強のお手伝いさせてもらい、
その成果がこんな素晴らしい形になって、本当に嬉しく思います。

この6年生はもうすぐ卒業。
2000年の噴火からは12年が経ちました。

三宅島では、もう「復興」の言葉は使うことは少なくなっています。
でも、果たして本当に完全に復興したと言えるのかは、わかりません。

記事の文面にもあるように、噴火を直接知らない地元の子供たちが被害をもたらした自然と向き合って楽しんで学んでいる、このことはある意味本当の復興の1つと言えるのかもしれない。

復興とは何を指すのか。どこまで行けば復興なのか。

このことを、東日本大震災以降、よく考えされられます。

伝えていくこと、残していくことの大切さ。
それを改めて感じながら、自分ももっと精進していきたいと強く、感じました。

三宅島から伝えられることは、
きっともっとたくさんあるはす゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆