先日、カンムリウミスズメという海鳥の調査に参加してきました!!


カンムリウミスズメは、白と黒のツートンカラーのペンギンみたいなカワイイウミスズメの仲間です♪

しかし、非常に数が減少していて、国指定天然記念物、IUCN(絶滅危惧Ⅱ類)、及び環境省レッドリスト(絶滅危惧Ⅱ類)になっています。


詳しくは日本野鳥の会のHP でどうぞ


伊豆諸島周辺海域は貴重な繁殖地になっており、三宅島沖合の無人島「通称:三本岳」にもカンムリウミスズメが以前から観察されてます。3~5月が繁殖時期なので、この周辺で姿を見られることが増えるため、三宅島のアカコッコ館では野鳥の会の調査も定期的に行われています。

今回は、三宅島自然ふれあい友の会の一員として調査に参加してきました。


今回の調査は通常の三本岳周辺海域だけではなく、

新島の先の無人島・鵜渡根島まで行く、約120㎞ロングコース!!

↓調査コース図・。右の丸いのが三宅島で、指先が新島。

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天気はまぁまぁ晴れ。うねりはややあり。

とりあえず出発ーーー!


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新島が近づいてきましたーー!

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新島はしろい!!


玄武岩質の真っ黒な岩の三宅島とは違って、新島・神津島は流紋岩質。


だから真っ白なビーチに、この白い壁。

遠くから見ても、近くから見ても本当にキレイ☆


サーフィンのメッカでもある。

いつか行きたいな~いや、近々行く約束!


他に伊豆諸島にはだいたい行っているけれど、新島と利島だけはまだないので、だからこそ近々行かなくては♪



さぁ、鵜渡根島(うどねしま)が近づいてきました!!


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続いて、これも新島近くの無人島・早島(はんしま)!


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うねりもだいぶあったので、早島の影に入って停泊し、ランチタイム♪

海底が白いから、海の色がすごく明るい~☆
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そして、引き返して三宅島沖合の三本岳周辺を回り。


三本岳のバックに三宅島!

普段なかなか見られない光景ですよ☆
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さてさて、

で、どうだったの肝心のカンムリウミスズメは!??

ですよね~


それが残念ながら全然いなかったのです…^^;


結果は6羽。
2羽は新島の東海域、残る4羽は鵜渡根島近くで観察しました。

ん~この時期ならばもっとたくさんいていいはずなのに。。。


原因は、海水温の低さかな?

なんたって、三本岳の周辺でこの水温↓↓↓
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14.8℃ってかなり低いですよ~><

水温低いということは黒潮がだいぶ外れているということ。そうなると魚も移動していてしまうので、それに合わせて海鳥たちも移動範囲を変えているのかと思うと、船長談。


他の海鳥もあまり見かけなかったし。。

見られたのは、オオミズナギドリがちらほら。いつもは大群でいたりするのに。

あとはウミウ、ヒメウ、カツオドリ、ウミネコ。


ん~せっかくのロングコース調査だったのに、カンムリウミスズメにあまり出会えなかったのは残念だったけど、これも立派な調査結果!

でも、わずかだけでも見られたカンムリウミスズメは本当に可愛らしかった~♪


ということで、6時間半に及ぶロング調査航海は無事帰還☆

船長さんお世話になりました!!

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この繁殖シーズンは何度か調査を行うので、私も何度か同行させていただく予定です!

今年の繁殖シーズンでもこの伊豆諸島海域で、多くのカンムリウミスズメたちが誕生し、無事巣立って行ってほしいな!

その様子をしっかり見守り続けていきたいと思います!


それが、この鳥を愛し守った故・ジャック・T・モイヤー先生の願いだと思うから☆


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2000年噴火前(たぶん中1か中2のころ)、

モイヤー先生と一緒に行ったカンムリウミスズメの調査船での1枚が残っていた。

彼がわたしに残してくれたものは大きい。

彼の遺志を引き継いで行ける人間になりたいと、

今回久々に船に乗りあの鳥を探して、改めてそう思いました。