三宅島のアカコッコ館 のイベントで『エコ茶話会』というものが企画されてきています。
今回のテーマは【モイヤーー先生と三宅島】
モイヤー先生とは、三宅島を拠点に研究活動をされていた偉大な海洋生物学者です!
昭和30年代に三宅島に英語教師としてきてから、島民とともに仲良く暮らしてきていました。
その頃から、モイヤー先生とお付き合いをしてきた島の方々から、昔の思い出話など伺いながら
モイヤー先生のことについて語り合いました。
モイヤー先生は、三宅島の沖合にある岩礁『三本岳』を繁殖地にしている
カンムリウミスズメの保護活動で非常に重要な功績を残されて、
そのことが三宅島の島民ととモイヤー先生との絆を強くしました。
モイヤー先生の生前の貴重な映像として、TVでのドキュメンタリー番組も鑑賞しました。
TV東京『人間劇場』1996年放送
このドキュメンタリーは非常によくまとめられていて、
昭和30年代のモイヤー先生が三宅島に来た当時の貴重な映像や、
2000年の噴火前の三宅島の様子や島民の人々の若かりし頃の顔が登場したりとかして、
とても面白かったです。
幼いころのナツもちらっと登場してました★
この映像を見て、そして島のおじおばたちに当時の話を聞いて、
モイヤー先生は本当に島を愛し、島の自然と人を愛し、島の人に愛されていたのだなと感じました☆
研究者として、新種の発見やクマノミの性転換のの大発見など、さまざまな功績を残しながら、
海の環境を守り残すためにご尽力していました。
近代化が進んでいく中で、各地で自然が人の手でどんどん破壊されていくのも目の当たりにし、
心を痛めていたモイヤー先生は「研究活動だけでは海や自然は守れない」と考え、
子供たちへの環境教育活動に力を注ぐようになりました。
まだ、“環境教育”などという言葉も普及していない時代に、次世代へと想いを繋げていこうと
活動されていたのです。これってすごいことだなぁと。。
私はモイヤー先生から想いを引き継いだ1人として、
三宅島から島の外に、島の人々に、島の未来に
繋がっていけるようなことをやっていけたらいいなと思います。
私たちに残してくれた大切なものを、
次の世代につなげていけるように☆