三宅島はダイビングの非常に面白いポイントが多い島。

6月と10月には特別にメガネ岩という絶好ポイントが解禁になるんです。

それに合わせてダイバーさんたちも毎週たくさんいらしていただいてました!


最終週だったので、先日26日の夜は島のダイビングショップさんたち主催の

『三宅島ダイビングフェスティバル』が坪田公民館で開催されました☆

三宅島☆ナツの海と共に、風と共にLife♪♪  


ダイバーさんたちがなんと170名!

会場になった坪田公民館は超満員!!


私もお手伝いしながら楽しませていただきました♪

神着の伝統芸能・木遣太鼓が披露!


三宅島☆ナツの海と共に、風と共にLife♪♪   神着の伝統芸能・木遣太鼓が披露! 

 三宅島☆ナツの海と共に、風と共にLife♪♪  


 


ビンゴやクイズ大会も!豪華賞品が次々と。

司会にジャック・スパロウが登場!?⇒⇒⇒


・・・ダイビングショップのスタッフでをやっている友達のドイツから来た女の子が見事に仮装(笑)



こんなかわいいTシャツも☆三宅島☆ナツの海と共に、風と共にLife♪♪  





ダイバーのゲストさんたち皆さん楽しんでいただけたようでした♪




そして、重大なことにも気づいた。
(フェスティバルでの村長(か会長?)の挨拶の言葉で)



10年前の今日も、私はここにいた。



この日のちょうど10年前、6月26日2000年。

三宅島で火山活動が始まった日。

坪田・阿古地区に避難勧告が、夜20時ごろ出された。


しかも、あの日、夜は習い事でしていた書道教室の時間で
私は妹と書道をやっていた友達たちと、
まさにこの坪田公民館にいた。


迎えに来た父親がやけに慌てた様子で、帰りの車の中で、「噴火が起こるかもしれないぞ」と聞いた。
ビックリして信じられなくて、ちょっと怖かったけど、不謹慎ながら、なんか妙にワクワクしてしまっていた中3のナツ。


家に着いたら母親はひたすらおにぎりを作っていて、さらにもう1回炊飯器で炊いていた。
島内の防災無線で知らせが入る前に、テレビで「三宅島で噴火の恐れあり。住民に避難勧告」とかいうテロップが流れてしまったのだ。

テロップだけなら、「まさか~なんかの間違えじゃない~」とか思っちゃって。

その日は月曜日で、『HEY!HEY!HEY!』で宇多田ヒカルが初登場だか2回目出演だかで、どうーーーしてもみたかった、音楽に興味津々だった中3ナツは、無理やり『HEY!HEY!HEY!』を観ようとして、さすがに怒られた。


その後、本当に島内防災無線で避難勧告が出され、三宅史上最長なんじゃというくらい長い車の行列に驚きながら、坪田と阿古の住民は三宅小中学校に避難した。母親は作った大量のおにぎりに、さらに炊飯ジャーごと持って出た。


避難所に着いてからも大混雑しながら、ようやく地区ごとにまとめられ教室が割り当てられ、毛布が配られた。でも、その夜は眠れなくて、中学生で数人集まってずっとトランプで大貧民とかして、遊んでいた。楽しいつもりでいたけど、今思えば不安を紛らせていたのかもしれない。


そんなことまで鮮明に覚えている10年前のあの日。



あれから10年、、私自身も身の周りも、めまぐるしく変化してきた10年だったと思う。



避難してからは、三宅島民はたくさんの人に助けられ、お世話になりながら、バラバラになってそれぞれの避難生活を送っていた。
5年前に帰島してからは、島民みんなで頑張って、多くの人々に支えられ、三宅島も復興を続けてきた。


私としても、新しい世界に飛び込み、様々な人に出会い、多くことを経験した。

引っ越しなんて一度もしたことなかったのに、この10年で6回も引っ越ししたり。
中学から高校、大学、大学院と過ごし、考えも多少なりと大人になったり。

いろんな世界を見て、いろんなこと感じて、自分の夢や想いもだんだん方向性がつかめてきたりして。


そんなめまぐるしい変化を経て、10年たった今、気づいたら島に戻ってきて、偶然にも同じ場所にいた。



なんか、感慨深いというか、なんなんだろう。


私はやっぱり、この場所なんだと。この島なんだと。


運命(さだめ)なのかもなと。



他にもいくらでも選択肢はあったはず。


でも、この道を選択した。


そうさせてくれたのは、10年前の噴火なのかもしれない。


噴火があったからこそ、
島を離れさせられてしまったこそ、
島の外の世界で様々な経験をさせてもらったからこそ、
この島に戻りたいという想いが強くなったのかもしれない。


証明できるものなんてないけれど、そうだとしたら、私はあの噴火に感謝しなきゃなのかもしれない。





ここから、次の10年が始まる。

今度はこの島で。


今度はたぶんずっと場所は変わらないけど、(と願う)

きっとまた、もっとめまぐるしくしちゃうのもいいかも☆


もっとプラスの方向に。


広く青い海と空とともに。


三宅島☆ナツの海と共に、風と共にLife♪♪