三宅島の5ヶ村ある1つ、“坪田”が我らの故郷。
3年前に母校の坪田小、中学校が閉校になったことをきっかけに、
坪田の繋がりを絶やしたくないと、東京にいる仲間で集まるようになって。
当時お世話になった小中学校の先生方もお呼びして、学年を超えた同窓会のように。
今年は年代の幅も広がり、上下は最大10年違い。
避難した当時の小学校以来の人なんかもいて、すっかり成長して、最初は誰だかもわからないくらい。
でも分かったとたんに、あの時の面影も思い出も蘇ってきて、心は“あの頃”に戻る。
“あの頃”の笑顔のままで。
島人・坪田人が集える場として最適な場所を提供してくださっている
『ビストロ・おきみくら』http://
もちろんここのご家族も坪田人。
総勢30人以上の“坪田人”ここに集結
10年たっても、同郷という絆は消えはしない。
今は別々の場所だけれども、
いつかまたあの場所で、あの頃のままの笑顔で。
それまで、お互い、今の場所で頑張ろうと。
* * *
島にちょっと帰ってて。
低気圧やら津波からでなかなか島に渡れず
1泊しか帰れなかったけど、わずかな時間にも、多くのワクワクが生まれてきたりして。
また、島の現状を突きつけられたりして。
決して明るい前向きなものばかりではなくて。
その現実に打ちのめされそうになったり、愕然となったりだってする。
この現実は受け止めなければならないこと。
でも、ああだからダメだ、こうだからダメだ、と言ってるばかりでは始まらない。
とにかく、やってみる。動き出すんだ。
島の人もみんな想いは持っている。望みも捨ててない。
声を発すれば、応援や協力の声が返ってくるんだ。
これからだ、そう、まだまだこの島はいける!
まさにご近所の底力で。
そう感じた、滞在時間33時間。
* * *
そう、大切なのは、やはり“人”
人のつながりであり、人の想いであり、人のぬくもりなんだ。
人が動けば、地域は変わる。
人が動けば、未来は明るい。