学業も無事一連のことを締めくくったここ最近、
今後の自分のステージを見据えて、
いろんなとこ訪ねて、
いろんな人に出会って、
いろんな想いに触れて、
勉強中・修行中なのであります。
最近のテーマは「Local・Custom・Tourism」
身近な地域の、少人数で自在な、旅、ですな。
ということで、
先週、お茶名産地藤枝を訪ねたのに続いて、
今度訪ねたのは、富士山のふもとの河口湖町―。
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最近、「パーマカルチャー;Permaculture」という言葉を耳にする機会が多くなってきて。
語源はpermanent(永久の)と、agriculture(農業)を約めたもの。
1970年代にオーストラリアで発祥した考え方で、日本にも1990年代から広がってきたそうで。
意味は、
「生態系が持つ生産力を最大限に活用し、多種多様な要素を有効に配置すること。」
「人間にとっての恒久的持続可能な環境をつくり出すためのデザイン体系」
「生態学的に健全で、経済的にも成り立つ一つのシステムをつくり出すこと」
とかだそうです。詳しくはwebで検索を。
具体的にいうと、「自然エネルギー」とか「有機農業」とか「バイオエネルギー」とか「ビオトープ」とか「循環型」とか、最近エコブームで話題になっているキーワードだったり。
要は、自然の力を最大限に生かした持続的な暮らしのスタイル、暮らしのデザインってことかな。
それを体現しているのが今回訪ねた
【富士エコパークビレッジ】
富士山のふもとに広がる素敵なロケーション
木造りのハウスの中には暖まる薪ストーブ。 外にはソーラーパネルがバン!と。
木のぬくもりを感じて。 太陽のぬくもりを感じて。
これはミミズコンポスト。
良く見るとミミズがわんさかいる!
とっても上質の土が出来るのだと。
ミミズは働き者なんだって。それを畑に使って、有機農業。とっても美味しい野菜!
あと、トイレもコンポストで。
用を足した後はオガクズを撒いて、好気発酵させることで全然悪臭もせず、立派な堆肥に。
エンジンがないー 排気口もないー
駆動させても、ものすごい静か。
これを自分で改造しちゃうんだからスゴイネ。。
とまぁ、他にもいっぱいいっぱい、自然の力を生かしたアイディアや工夫がされていて。
そして大事なのが、それらを“デザイン”していくこと。
自然を生かした工夫やアイディアやエコな取り組みの数々を素敵に、かつ自分たちのスタイルに合わせて“デザイン”する。
デザインってビジュアル的にも意識することで。
ここのパンフレットは写真はあまり載ってなくて、とても素敵なイラストで表現されている。それがすごくイイ。芸術的。
(ここでお見せできなくて残念。ぜひ現物を!)
エコとかオーガニックとか、現代の単なる流行りとか、社会的ムーブメントとかじゃなくて。
自分の生活の中で、捨てられてしまうものをあれこれ工夫して、大切に生かすという、昔からの先人たちの智恵を再現するものであり、生態学的な観察による現代の科学的・技術的知識を社会に還元するものなんだ、と感じた。
なおかつ、それらを楽しみにながら、アーティスティックに。
それが、資源的にも地域的にも、環境的にも、そして精神的にも“持続的”になるんだなと。
パーマカルチャー「持続可能なくらしのデザイン」を体験して学べる環境教育施設
『富士エコパークビレッジ』
興味を持った方はぜひ→http://
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今回も、たくさんのヒントを得られた旅に。
人の温かさと、木や自然のぬくもりと、雪の富士山の寒さに触れて。
また、未来が楽しくなってきた。