夏の青々とした緑から、こんなにも美しく変身を遂げる木々
秋を満喫してます夏女。
美しい自然の風景を楽しみたい、味わいたいという心は、日本人は以前から多くの人が持っていた。
しかし、悲しいことに、人が自然と触れ合う行為、ステキなことであるはずの行為そのものに
破壊力があるものだと気づいて。
それに日本でいち早く対応し、この美しい風景を愛する人々の努力と想いで、
木道を整備して、ルールを徹底させて、美しいその風景を守ってきた。
尾瀬―。
美しい金色の野と、
気持ちよすぎるほどに澄んだ青空との
コラボレーションの素晴らしさよ。
その中に、可愛らしく彩りを添える野花、木の実
ステキな発見
その広大に広がる美しい草の金色の海で、秋の風に吹かれ、浮かんできたものは―。
『その者蒼き衣を纏いて金色の野に降りたつべし。
失われし大地との絆を結び、ついに人々を清浄の地に導かん。 』
もしかしたら、宮崎駿さんは、尾瀬のこの草紅葉を見ていたのかもしれない。
失われかけた大地の生命力をつなぎとめ、再び美しい清浄な尾瀬の湿原を蘇らせた。
それをしたのも人々の絆。
そして失われし大地と人々との絆も結ばれ、後世にずっと引き継がれてきた。
だから私たちが、清浄の地ともいえる、この美しい風景に出逢えている。
碧き衣を纏った“その者たち”が尾瀬を救ったんだろう。
その背景を知ると、さらに金色の光が眩しく輝きます。
あぁ、大婆様、見えますか。
この美しいこんじきの野が~
らん らんらららんらんらん~
夏女、秋の光と風もたっぷり満喫しております。