素直すぎるのも…

怪しげな栄養学のセミナーに行ってきました

怖いもの見たさというかネットワークビジネスをやってるママ友に誘われて暇だったので〜笑

結果的にこうやって更新の滞っていたブログのネタになりましたしね笑

結果、1000円のセミナー代は高かったなぁ笑

もう行かないわ

話すのは上手かったですが、内容はなんでと思う点が多々ありましたでも周りの参加者はむっちゃ相槌打ってて笑

話はうまいけど、データは何も示していないし

話し方の勉強になりました笑

素直なことはいいことですが、自分で考えもせず素直過ぎて何でも鵜呑みにしてしまうのもダメだと再確認

引っかかった内容としては、

1. データも示さずにトランス脂肪酸を悪としてマーガリンやファストスプレッド、ショートニングはトランス脂肪酸なので覚えてくださいと言い、日本以外の先進国はトランス脂肪酸の表示義務があるのにしないとか。
2. 農薬は悪だとか。
3. バランスの良い食事をしてもビタミンを取るために野菜を食べても今の野菜は食べやすいように甘さを増やすよう品種改良されていて(ここまではまだ分かりますがw)栄養バランスが悪いからサプリメントを飲むべきとか。

参加者も当たり前に頷いていたのですが、データを示さないので納得はできませんでした

1.のトランス脂肪酸について、

そういえばトランス脂肪酸が体に悪いとはよく聞きますが、なぜ悪いのか知らなかったので帰ってから調べてみました

農林水産省のホームページより

すぐにわかるトランス脂肪酸

すぐにわかるトランス脂肪酸：農林水産省

化学科なのでトランス脂肪酸自体は元々分かってます。高校化学でやる二重結合のトランス型とシス型のトランスです。天然に存在する油(＝脂肪酸)は全てシス型ですが、人工的に脂肪酸を合成するとシス型とトランス型が50%ずつできてしまい、天然には存在しないトランス型の脂肪酸が含まれてしまうということ。ここまでは知っていましたが、トランス型がなぜ身体に悪いのかは知らなかったので

• 天然の不飽和脂肪酸は、通常シス型で存在します。しかし、牛や羊などの反芻（はんすう）動物では、胃の中の微生物の働きによって、トランス脂肪酸が作られます。そのため、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中には微量のトランス脂肪酸が天然に含まれています。

天然にトランス型がないというのは嘘でした笑

• トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられており、むしろ、とりすぎた場合の健康への悪影響が注目されています。日常的にトランス脂肪酸を多くとりすぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクが高まることが示されています。
  
• トランス脂肪酸による健康への悪影響を示す研究の多くは、脂質をとる量が多く、その結果としてトランス脂肪酸をとる量が多い欧米人を対象としたものであり、脂質をとる量が少ない日本人の場合にも同じ影響があるのかどうかは明らかではありません。
• 油脂の加工・精製でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中で、どのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な科学的情報がありません。

脂質をたくさん摂取する欧米人のデータしかないので、日本人の食生活に対してトランス脂肪酸が身体に悪いという科学的根拠はないようです

トランス脂肪酸の摂取量はWHOの推奨としては

• その中で、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%に相当する量よりも少なくするよう勧告をしています。日本人が1日にとるエネルギー量の平均は約1,900 kcalであり、この1%に相当するトランス脂肪酸の量は約2グラムです。

日本人のデータとしては、

• 農林水産省は、平成17～19年度（2005～2007年度）に実施した調査研究で、日本人が食品からとっているトランス脂肪酸の1人1日当たりの平均的な量は、0.92～0.96グラムであると推定しました。これは平均総エネルギー摂取量の0.44～0.47%に相当します。

つまり、日本で和食中心の生活をしていれば問題がないようです

2.の農薬についても、私は無農薬がいいとは思わないのですよね〜農家の孫として、無農薬でまともな野菜が育つと思えないし、今も許されている農薬は身体への影響を問題視されていないものですもの農薬は人類の科学発展の賜だと思うので

3.のサプリメントについては、そこまでして栄養バランスを保つ必要があるのかが疑問です和食中心の食生活を心がけて好きなだけ美味しいもの食べて過ごせばいいじゃんって思います

そんなこんなで怪しげなセミナーに参加して鵜呑みはダメと認識できた経験でした〜

みなさんはどう思われます？